「ロールス・ロイス エイヴォン」の版間の差分

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[[Image:Rolls Royce Avon MK 203.jpg|thumb|200px300px|エイヴォン Mk. 203]]
'''エイヴォン''' (Avon) は[[ロールス・ロイス]]社が独自開発した、初の軸流式[[ターボジェットエンジン]]。堅実な設計が奏功して、航空機用の生産が[[1950年]]から[[1974年]]まで続けられたのみならず、船舶・産業動力向[[ガスタービンエンジン]]としても現用中である。
 
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遠心式よりも構造は複雑化するが、小径で、制御パラメータがより多く取れ、発展性のある軸流式への転換は技術的必然だったが、後退翼と同様に、軸流式ターボジェットエンジンの分野で独走状態にあったドイツの技術者は、敗戦と同時に米ソが奪い合う形で自国に招聘していたため、英仏は独自開発を余儀なくされ、スタートラインで大きく出遅れた。
 
[[Image:Rolls-Royce Avon.jpg|300px|thumb|right|エイヴォン 断面]]
プロトタイプの社内コードは AJ.65(Axial Jet: 軸流ジェットの意)で、早くからその可能性に着目していた元空軍省技術高官アラン・アーノルド・グリフィス ([[:en:Alan Arnold Griffith|Alan Arnold Griffith]]) の設計に基づき、[[ロールス・ロイス マーリン|マーリンエンジン]]の主任技師シリル・ラヴゼイ以下のチームが担当して[[1945年]]に着手、[[1947年]]に初火入れされたが、開発は難航した。