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'''人造黒鉛電極'''(じんぞうこくえんでんきょく、[[英語|英]]:Synthetic Graphite Electrode)とは、[[電気炉製鋼法]](電炉法)で[[鉄]][[スクラップ]]を融解させる際に[[アーク放電]]の[[陰極]]となる人の体、または程度かそれ以上の大きさをもつ大きな[[炭素]]棒のことである。
 
== 概要 ==
[[製鉄]]の方法は大きく分けて2種類ある。一つは[[鉄鉱石]]から不純物を取り除き鉄を精製する方法、もう一つは鉄のスクラップを融解させて鉄を精製する方法である。([[鉄#製錬]]も参照されたし)人造黒鉛電極とは後者の製鉄法の中の電炉法で鉄を精製する際に、陰極となる部分の炭素棒のことである。
 
電炉法で鉄を精製する際鉄の温度は1600℃1600{{℃}}、電極の先端温度は3000℃3000{{℃}}にも達するが、この超高に耐えうる素材は現在のところ炭素しか存在しない。
 
== 製法 ==
原料は高純度のコークス(炭素)とタールピッチである。製造過程において約3000℃3000{{℃}}の熱処理が必要であるが、[[天然ガス|ガス]]や[[石油]]や[[石炭]]などのいわゆる[[化石燃料]]ではこのような高温をだすことは不可能であるため、主に[[電気エネルギー]]を用いて製造されるのが主流である。
 
例えば[[京都府]]に工場を置く[[SECカーボン]]の場合、京都府下で一番電力を消費するほど製造時に大量のエネルギーコストがかかるため電力のほとんどを[[火力発電]]に頼る日本においては、[[地球温暖化]]の問題の観点から今後エネルギー転換をどうして行けばいいのかというのが大きな問題点である。近年少数ではあるが[[火力発電]]で生成された電力を使わず、中にはほとんどが[[水力発電]]などの[[クリーンエネルギー]]をあえて使用しようとする動きも見られるメーカーも存在する。
 
== 関連項目 ==
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* [http://www.sdk.co.jp/html/rd/monthly_sprout/0503.html 人造黒鉛電極とは]
 
{{tech-stub}}
[[Category{{DEFAULTSORT:炭素|しんそうこくえんてんきよく]]}}
[[Category:炭素|しんそうこくえんてんきよく]]
[[Category:鉄]]
[[Category:化学物質|しんそうこくえんてんきよく]]