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777 型[[貨物機]] (777 Freighter) は 777-200LR 型をベースにした貨物機バージョンである。構造を強化した -200LR の機体とエンジンに、-300ER の燃料タンクと降着装置を組み合わせたもので、2005年に発表され、2008年後半の就航を目指している。
 
103 トンの最大ペイロードは現行の主力大型貨物機 747-400ERF(最大ペイロード 112 トン)に僅かにとどかないが、747-400ERF の後継にあたる 747-8F はさらに大きなペイロード(140 トン程度)となるため、747-400ERF および MD-11F の代替となることが期待されている。最大ペイロード時の航続距離は 9,000 キロメートル程だが、小包類などの、容積は大きいが重量はさほどでもない貨物輸送において最大ペイロードを下回るケースでは、燃料経済性に優れるため航続距離の伸びが大きく、ノンストップでの太平洋横断も可能となる。
 
[[フェデックス]]社は、2007年8月時点において、マクダネル・ダグラス社製の貨物機が主力機材である。これは旅客航空会社から機材交代サイクルにより放出される中古機を改造する事により、新造機よりも手ごろな価格で輸送力の高いワイドボディー機を導入できる事が大きなメリットであったからである。しかし、航空貨物輸送の需要は今後も伸び続ける事が確実視されており、近未来の高需要路線においては大型・超大型機の導入が不可欠であると考えられた。また、クルー 3 名を必要とする DC-10 の経年退役並びに MD-11 の代替としての必要性も加味し、[[エアバス]]社 A380-800F 10 機を発注した。
ところが A380-800F は、先行開発されている旅客型 A380-800 に様々な不具合が発覚し、納入スケジュールの遅れが慢性化した。これにより貨物型の引渡し日程は事実上白紙とされ、企業戦略の大幅変更に迫られたフェデックスは、エアバス社に立腹すると共に対して発注を全数キャンセルした。その代替として目を付けたのが 777F であり、ローンチカスタマーであるエールフランスに次いで 2 社目の発注会社となった(フェデックスは 15 機発注)。さらにフェデックスと同じく航空貨物輸送大手である [[ユナイテッド・パーセル・サービス|UPS 社]]も A380-800F を 10 機発注していたが、エアバス社の度重なるスケジュール遅延に激怒のため、[[2007年]][[3月2日]]にフェデックスと同様の理由で同機の発注をキャンセル、777F に発注を変更した{{要出典}}
<ref>[http://www.boeing.com/commercial/777family/pf/pf_freighter_product.html]</ref> <!--「激怒、立腹」確かに怒ったとは思いますが出典ありますでしょうか。それと、UPS が A380 をキャンセルしたことは確認できますが、777F を発注したというのが確認できません。どなたか出典の確認御願いできませんか。-->
 
=== 仕様 ===