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'''野干'''(やかん)とは[[仏典]]に登場する[[狐]]に似て[[狼]]のような鳴き声を上げる動物。地方によって狐を指して野干と呼んでいた。
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元は[[梵語]]のシュリガーラ('''सृगाल''' ''{{unicode|sṛgāla}}'')を語源とし、「'''悉伽羅'''」「'''射干'''」と音訳されたものの訛りである。
 
この動物は元々[[インド]]において[[ジャッカル]](この名称も元は梵語に由来する)を指していたが、[[中国]]や[[日本]]にはそれが生息していなかったため、狐と混同された。また、「本草和名」では「犲 皮 一名野干 和於保加美」の一文が見られ狼との混同もされていた。
 
ジャッカルは人肉を喰う獣として知られていたためダーキニー([[荼枳尼天]])の象徴となり、[[仏教]]において荼枳尼天が野干に乗る女神とされるようになった。これはやがて[[稲荷神]]と習合したり、[[天狗]]信仰と結びついて[[飯綱権現]]や[[秋葉権現]]、[[狗賓]]などが誕生した。
 
また、[[能面]]では[[妖狐]]の精を表わした恐ろしい容貌の面を野干と呼び『[[殺生石 (能)|殺生石]]』などで使用する。
 
 
[[Category:神話伝説の哺乳類|やかん]]
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