「グラディウスII -GOFERの野望-」の版間の差分

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== 解説 ==
[[グラディウス (ゲーム)|グラディウス]]』(1985年)の続編としては『[[沙羅曼蛇]]』(1986年)、そのマイナーチェンジである『[[ライフフォース]]』(1987年)、[[MSX]]オリジナルの『[[グラディウス2]]』(1987年)などが発売されていたが、アーケード(以下AC)における正式なパート2として1988年に満を持して発売されたのが本作である。当時唯一のアーケードゲーム雑誌だった[[ゲーメスト]]編集部によると1988年春に行われた[[AOU]]アミューズメントエキスポにて電撃的に発表され、大きなインパクトを与えたと語られており、[[ファミリーコンピュータMagazine]]などアーケードゲーム誌以外でも大きく誌面を割いて掲載されるなど異例の盛り上がりを見せた。
 
『グラディウス』の最大の特徴だったパワーアップ要素を多彩にし、ゲーム内容、音楽、美術、全てにおいて格段の改良が行なわれた。続編ものにありがちな蛇足感を見せず、丁寧な調整による完成度の高さが評価され、[[1988年]]度の[[ゲーメスト大賞]]を受賞している。コナミ製システム基板TWIN 16 第2弾タイトル。
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当初は標準設定で70,000点ごとに残機が増える仕様であったが、プレイ時間が長く売上が上がらない、また[[永久パターン]]などの問題点が発覚。当初は都度対応していたが、最終的には全販売先に対して改修された新バージョン(オペレーターに対しては、「よりインカムの上がるバージョン」と説明されていた)ROMが無償配布された。これにより残機追加は150,000点ごとに変更されている。
 
さらに、『[[沙羅曼蛇]]』で初登場したボイス機能も種類が増加。ボス戦では弱点を英語で発言してくれるようになった。
 
== 概要 ==
8方向レバーと3ボタン(パワーアップ、対空ショット、対地ミサイル)で[[自機]]([[ビックバイパー]])を操作。全8ステージの変化に富む世界を舞台に戦う。2周目以降も永久に続き難易度が上昇する。
ミスした場合のリトライ方法は前作『グラディウス』同様、[[復活 (コンピュータゲーム)#戻り復活|戻り復活]]を採用している。また、2人プレイの方法も『沙羅曼蛇』で採用されていた同時プレイから『グラディウス』同様の交互プレイに戻され、ビックバイパーのデザインも『グラディウス』の物とほぼ同じになっている。
 
=== パワーアップ ===
[[グラディウス (ゲーム)|前作]]を踏襲しているのでパワーアップシステムについては割愛。本作ではゲームスタート時に、4種類の異なるパワーアップゲージ構成から1種類を選択する (POWER METER SELECT)。
 
{| border="1" class="wikitable" style="text-align: center"
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* ミサイル系
** スプレッドボム - 放物線を描いて落下し、落下地点で大きな爆風が発生する。爆風にも攻撃能力があり、攻撃力が高い。[[核兵器]]である。
** フォトントゥーピド - 自機直下に投下され、地面に到達すると地形に沿って進み、耐久力の低い敵を貫通する。
** 2-wayミサイル - 上下に放物線を描き投される。
* ダブル系
** テイルガン - ノーマルショットを自機の前後に発射できるようになる。
* レーザー系
** リップルレーザー - 自機前方に徐々に広がる攻撃。『[[沙羅曼蛇]]』で使用されたものとほぼ同じ。
 
?(シールド)はさらに以下の2種類から選択する。
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* フォースフィールド - 全方向を防御。耐久力は3発。
 
なお、それぞれのタイプにはイメージカラーがあり、レーザーとシールド、自機が破壊された時の爆発の色が異なる。タイプ1とタイプ2については色だけでなくレーザーのデザイン自体が違う。タイプ1は『グラディウス』の様な普通のレーザーだが、タイプ2は『沙羅曼蛇』、『ライフフォース』の様な螺旋(らせん)状である(ただし、それらのようにショットボタン連打で分断はされない)
*タイプ1 - 緑
*タイプ2 - 橙
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敵を破壊した際に出現するカプセルにはパワーアップに使用する赤カプセルと、取った瞬間に画面上の敵が全滅する青カプセルがあるのは前作と同じだが、本作では青カプセルは敵だけでなく、敵弾も一掃できるようになった。また、赤と青とでカプセルのデザインが違っている。
 
=== オプションハンター ===
オプションが最大数(4個)装備された状態で一定時間進行すると警告音が鳴り、オプションハンターが出現。回避に失敗すると、触れられた部分から先のオプションを奪い去られ戦力が低下する。自機のいかなる攻撃でも'''破壊不能'''。自機に対して[[当たり判定]]がないので重なってもミスにはならないが、オプションを配置する事を含めた緻密な設計図に基づくゲーム攻略が求められる中では致命的な妨害を受けることになるため、以下のような対策が多くとられる。
*空中戦などの攻撃のゆるいところでオプションハンターが出現するようにタイミングを調節する。
*オプションハンターに1つだけオプションをとらせて被害を最小限に抑える。
*はじめからオプションを3個までしか装備しない。
 
== 評価 ==
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== タイトル ==
先に発売されていた[[MSX]]の版ソフト[[グラディウス2]]』の海外名が''NEMESIS II''。これは『[[グラディウス (ゲーム)|グラディウス]]』(''NEMESIS'') の直接の後継作に位置づけられる。そのため本作は''VULCAN VENTURE''という日本国外名で発売されている。
 
なおシリーズには「2」と「II」が並存するので、会話の際には明確な区別をする必要がある。よく見られる区別方法としては、「2=に、MSX」「II=ツー、ゴーファー(GOFERの野望、から)」がある。
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* Burning Heat
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* [[フェニックス#関連項目|フェニックス]]
 
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! 2
| {{nowrap|[[エイリアン (映画シリーズ)|エイリアン]]}}<!-- この辺のリンクは余計か? -->
| 網状の障害物を排除しつつ、奇怪な生命体や触手を相手にするステージ。上下2画面分に任意にスクロールする。通称[[H・R・ギーガー|ギーガー]]ステージ
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* A Shooting Star
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* Crystal World
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* [[ビッグコア#バリエーション|クリスタルコア]]
 
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! 4
| {{nowrap|火山}}
| 初代[[グラディウス (ゲーム)|グラディウス]]1面を思わせる地形の入り組んだステージ。<!-- ステージ1から順調に進んでいれば、前半辺りで最初のオプションハンターが出現する。 -->
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* {{nowrap|A Way Out of The Difficulty}}
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* [[デス (グラディウス)#デスMk-II|デスMk-II]]
 
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! 5
| {{nowrap|[[モアイ]]}}
| 破壊可能弾を放出する石像群を破壊つつ進むシリーズ伝統ステージの1つ。ステージ後半になるとモアイの攻撃が激しくなり、曲調もテンポアップする。
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! 7
| ボスラッシュ
| グラディウス、沙羅曼蛇、ライフフォースに登場したボスと連戦を繰り広げる最終ステージ直前のステージ。ステージ開始前に大量の赤[[ザブ]](パワーアップカプセルが現れる。
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* Gradius 1 BOSS Theme
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* ビッグコア
* [[ゴーレム (グラディウス)|ゴーレム]]
* [[テトラン (グラディウス)|テトラン]]
* ガウ
* イントルーダ
210 ⟶ 204行目:
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* 中間要塞
* [[クラブ (グラディウス)|クラブ]]
* ゴーファー
 
|}
 
=== オプションハンター ===
オプションが最大数(4個)装備された状態で一定時間進行すると警告音が鳴り、オプションハンターが出現。回避に失敗すると、触れられた部分から先のオプションを奪い去られ戦力が低下する。自機のいかなる攻撃でも'''破壊不能'''。自機に対して[[当たり判定]]がないので重なってもミスにはならないが、オプションを配置する事を含めた緻密な設計図に基づくゲーム攻略が求められる中では致命的な妨害を受けることになるため、以下のような対策が多くとられる。
*空中戦などの攻撃のゆるいところでオプションハンターが出現するようにタイミングを調節する。
*オプションハンターに1つだけオプションをらせて被害を最小限に抑える。
*はじめからオプションを3個までしか装備しない。
 
== バグや仕様 ==
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*『グラディウス』と『沙羅曼蛇』では癖のあったオプションの動きが、今作では完璧に自機の動きに追従するようになった。
*オプションを縦方向に並べた時、自機はオプションよりやや前方に出ている。弾を発射する位置は同じだが、ミサイルを発射する位置は自機の方がやや前方である。
*フォースフィールドは通常弾3発分まで耐えられるが、雑魚キャラやイオンリングに当たると通常弾2発分のダメージを受ける。耐久力が残り1発分のままで雑魚キャラに当たってもミスにはならない(高になると[[撃ち返し|撃ち返し弾]]も受けるためミスになる)。
*2人プレイの時、片方のプレイヤーがまだ4面まで進んでいないうちにもう片方が1周してしまうと、4面まで進んでいなかった方のプレイヤーの4面の地形が2周目のものになってしまう。
*フォースフィールドを装備していれば、1周目の2、3、4、6面の前衛編隊は画面一番前(右)で接触するだけで倒せ、フォースフィールドも削れない。なお、2周目以降だと撃ち返し弾があるためにできない。
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*画面の最端にある天井(4面や6面の高速迷路の入り口等)に触れると、ミスになったりならなかったりする。天井が始まる所に弾を打ち込んで、当たれば確実にミスになる。しかし、弾が通過してもミスになる場合もある。
*1面のファイヤードラゴンが吐く火球は、ドラゴン出現時(太陽から火の粉が飛び散る)から6*n個目の物がパワーアップカプセルに変わるが、この火球には体当たりをしてもミスにならず火球破壊と同時にカプセルを回収できる。
*3面の破壊不能水晶は、地形ではなくキャラクターとして設定されているため、ミサイルをこの上に投下すると、地表を沿わずに消えてしまう。
*6面後半の怒りモアイ地帯の特定の場所にて、ひし形状のカプセルが稀に現れる。この現象は青カプセルの時に起こる場合が多い。
*7面のイントルーダ戦においてイントルーダを2匹以上ほぼ同時に倒すと、カバードコアが現れてもボス戦BGM『Take Care!』に切り替わらず、『Fire Dragon』のままになる。カバードコアを倒すとBGMは切り替わる。
315行目:
* {{nowrap|ゴーレム}}
* {{nowrap|テトラン}}
* {{nowrap|[[ゼロスフォース]]}}
* {{nowrap|'''カバードコア'''}}