「加藤正方」の版間の差分

'''加藤 正方'''（かとう まさかた、[[天正]]8年（[[1580年]]） - [[慶安]]元年[[9月23日 (旧暦)|9月23日]]（[[1648年]][[11月8日]]）は[[熊本藩]][[加藤氏]]の家臣。[[加藤可重]]の子。兄に[[加藤重正|重正]]。幼名は清六。通称は清左衛門。のち片岡姓。風庵。右馬允。

[[慶長]]年間の中ごろに[[内牧城|内牧]]城代として加藤重泰のあとをつぐ。藩主[[加藤清正]]の没後、慶長17年（[[1612年]]）に[[江戸幕府|幕府]]より[[八代城#麦島城|麦島]]城代に任じられる。のちに重臣の[[加藤正次]]らと対立し[[牛方馬方騒動]]をおこして[[元和 (日本)|元和]]4年（[[1618年]]）に勝訴。翌元和5年（[[1619年]]）に麦島城一円が大地震で崩壊し藩主[[加藤忠広]]の命で[[八代城#松江城|松江城]]の築城を開始。[[球磨川]]が流れる城下と周辺の村に萩原提や前川提といった堤防を築いて治水工事を施す。元和8年（[[1622年]]）に松江城が竣工し[[家老|城代家老]]についた。