「レーヨン」の版間の差分

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天然成分が原料なら何でも『土に還る』わけではない
穴子 (会話 | 投稿記録)
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== 初期のレーヨン ==
[[ニトロセルロース]]を揮発性の有機溶媒に溶かしたものをピロキシリンと呼ぶ。ピロキシリンは、その呼び名がギリシア語の ''pyr''(火)と''xylon''(木)に由来したように燃えやすい化合物であった。ピロキシリンを小さい孔から噴出させると溶媒は瞬時に蒸発し、ピロキシリンの細い光沢ある繊維が得られた。これは最初の[[化学繊維]]で、1855年にシャルドネにより「レーヨン」として特許が取得されているが、きわめて燃えやすく危険であっ、レーヨンのドレスを着た人間が火だるまになるという事故が続出し、第一次世界大戦前までには生産は中止された。その後燃えにくい繊維が開発され実用化されたので、ピロキシリンは原料として使用されなくなった。現在のレーヨンはセルロースそのものを再配列したもので[[再生繊維]]と呼ばれる。
 
== 特徴 ==