「上野東京ライン」の版間の差分

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== 計画に至るまでの過程 ==
[[戦前]]から東京~上野間には[[回送|回送列車]]や[[貨物列車]]を走らせるための線路が存在し、[[戦後]]には[[1946年]]([[昭和]]21年)[[7月]]の[[連合軍専用列車]]「Yankee Limited」を皮切りに、東海道本線~東北本線<!--高崎線・常磐線から直通していた列車もありましたが、東北本線経由無くして信越本線・上越線・高崎線・常磐線各線から東京駅に直通することは出来ません。-->間を直通する[[優等列車]]が設定され、後を追って常磐線の一部の[[国電]](当時の[[常磐緩行線|常磐線各駅停車]]。現在の快速電車に相当)が上野から[[有楽町駅|有楽町]]あるいは新橋まで乗り入れていた。しかし、[[1973年]](昭和48年)[[4月]]の東北新幹線工事着手に伴い線路用地を新幹線に譲る形で[[秋葉原駅]]~[[神田駅 (東京都)|神田駅]]付近で線路が分断され、それ以来東北本線系統の列車は東京駅に乗り入れていない。なお、現状では上野駅以南と東京駅以北は[[車両基地|留置線]]となっており、秋葉原駅山手線・京浜東北線ホームの神田寄りと神田~東京間の中間地点(共に新幹線線路との並行部分)で線路が切られている。
 
しかし、その後、現在に至るまで山手線と京浜東北線の同区間には並行して[[中距離電車]]が運行されていないことから、[[ラッシュ時]]の混雑が非常に激しいため、2000年の[[運輸政策審議会]]答申第18号において「2015年までに開業することが適当である路線」に指定された<ref>[http://www.ktt.mlit.go.jp/kikaku_sinkou/1.3_18toushin.htm 運輸政策審議会答申第18号]</ref>。これを受け、[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)では[[2009年]]度末の完成を目標として東京駅~秋葉原駅間の東北列車線建設工事を計画、[[2002年]][[3月27日]]に発表した。これは旧・東北列車線を撤去して建設した東北新幹線の[[高架橋|高架]]のさらに上層部に新・東北列車線を直上高架で建設するものである。それによる33パーミルの急[[勾配]]に対応できない車両の置き換え問題も生じるものとされる([[国鉄211系電車|211系]]の置き換えの可能性あり)。また、コスト面や旅客流動予測から途中駅は設置しない予定である。総事業費はJR東日本の自己負担で300億円になる<ref>[http://www.jreast.co.jp/press/2001_2/20020310/index.html JR東日本プレスリリース「宇都宮・高崎・常磐線の東京駅乗り入れについて」]</ref>。