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エスペラントの親称
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他の言語でも親称と敬称を区別することがあり、[[インド・ヨーロッパ語族|ヨーロッパ系言語]]や[[セム語派|セム系言語]]では日本語と違って親称と敬称が一つずつあるという言語が多いが、[[ポーランド語]]のように相手の性別によって異なる親称・敬称を使う言語もある。[[動詞]]の人称による活用変化がある場合、ドイツ語の"du"やイタリア語の"tu"のように、親称のみが二人称単数の活用をし、敬称は三人称単数や二人称複数の活用を取ることがある。[[エスペラント]]には"ci"という親称が設けられているけれど、親称としての使用の他にも[[蔑称]]やペットへの呼びかけとしての"ci"の使用があり定まっていない。親称と敬称の使い分けは言語によって多少事情が異なる。日本語の場合曖昧な点もある。
 
西洋の言語において神に対して親称を用いるのが普通だが、言語によっては敬称も用いることがある。たとえば[[スペイン語]]では親称の"tú"または古い敬称である"vos"を用いる。また、"vos"は現在中南米の一部で親称として用いる。
 
他言語を日本語に訳すとき、便宜上親称を「君」(または「おまえ」)、敬称を「あなた」と訳すのが一般的だが、会話文の中の女性の発話に関しては親称も「あなた」と訳すことが多い。