「恋愛小説」の版間の差分

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古典的な恋愛小説としては、[[スタンダール]]作『[[赤と黒]]』、[[ジェーン・オースティン]]作『[[高慢と偏見]]』、[[エミリー・ブロンテ]]作『[[嵐が丘]]』、[[シャーロット・ブロンテ]]作『[[ジェイン・エア]]』などが挙げられる。
 
[[純文学]]とみなされる作品も少なくないが、若者同士のどこにでもありそうな[[恋愛]]体験や事件をテーマにした小説であったり、[[純愛]]を強調した空想的なストーリーであったりする事も多い。[[ジュブナイル]]、[[ヤング・アダルト|ヤングアダルト]]向けの作品が多く、ありきたりなパターン、結末に終始する事が多いため、あえて恋愛小説といった場合、暗に安っぽいという揶揄を含んでいる事がある。
 
そうした小説を、若い女性のひと夏の恋、海外体験、避暑地、[[シンデレラ・ストーリー]]といったパターンにはめて、消費される文学として次々に生み出し、それを1つの出版のスタイルにまでしたものもある。[[ハーレクイン・ロマン]]と言われるものがそれで、カナダの出版社 Harlequin Enterprises Limited (日本法人:[[ハーレクイン (出版社)|株式会社ハーレクイン]])が発売した一連のペーパーバック本やその翻訳書が挙げられる。作家としては、[[バーバラ・カートランド]]などがいる。又、それに類似する出版物をも含む事がある。