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香港18区では、南區に属する。
 
山の斜面から西側の海に向かって開けた住宅地区で、高低差が大きく、
変化にとんだ地形をしている。
高台を走る香港島西部随一の幹線道路「薄扶林道」からの眺めは、壮観である。
 
香港大学の学生宿舎、医学部(港大李嘉誠醫學院)など、教育関係の施設や、病院などの医療施設も多い。香港有数の大病院「瑪麗醫院」(セントメアリーホスピタル)、根德公爵夫人兒童醫院(Duchness of Kent Children's Hospital)のような小児病院、麥理浩復康院(マクロホースメディカルリハビリテーションセンター)などがある。
医療施設が多い背景には、山と海に囲まれ、北部の都会とは一線を画した土地柄にあり、環境に恵まれていることもあろう。
 
海沿いの住宅地は、西洋人が多く住んでいる。
 
また中華基督教墳場という墓地もあり、特筆すべきはこういった西洋人の住む
高級な住宅が建ちならぶ中に、香港の昔ながらの村がここ薄扶林には残っている。
「鋼錢灣村」と「薄扶林村」である。
バス通りから、特に後者は、そのバラックのような建物が立ち並んでいるので
よく見ることができる。
このような古くからの村は、政府の開発事業等により、壊滅の危機があり、反対運動も起きている。
 
さらに、山間部は薄扶林郊野公園(ポクフラムカントリーパーク)と呼ばれ、
自然に親しむことのできる区域が設けられている。
ここには香港島の重要な水がめのひとつ、「薄扶林水塘」がある。
ここの代表的なハイキングコースとして、「薄扶林家樂徑」(ポクフラムファミリーウォーク)と「港島徑第一段」(ホンコントレイルセクション1)がある。
また、区域の北部には「龍虎山郊野公園」があり、こちらにもハイキングコースが設けられている。
 
交通は鉄道はないので、バスによる交通となるが、将来地下鉄が通る予定になっている。ただし薄扶林には駅が設けられない予定である。