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「正月」とは、本来[[1月]]の別名だが、現在は[[1月1日]]から[[1月3日]]まで(三が日=さんがにち)、または「[[松の内]]」(元々は1月15日まで)をさすことが多い。また、[[1月20日]]までを正月とすることもあり、1月20日を[[二十日正月]](骨正月)と呼ぶ。新暦の元日を軸とする「大正月」(おおしょうがつ)と旧暦の15日を軸とする[[小正月]](こしょうがつ)と呼ぶものがある。大正月はまた大年(おおどし)、男の正月と呼ぶのに対して、小正月を小年(こどし)、女の正月と言うところもある。12月8日(関西では13日)を「[[正月事始め]]」と称して、正月準備が始まる。
 
1月1日を[[元日]]、元日の朝をまたは'''元旦'''(がんたん)と呼ぶ「旦」が地平線の上に日の出た様子を表すことから元旦には元日の[[朝]]という意味もある。元朝ともいう。元日は[[国民の祝日]]となっているが、[[官公庁]]は[[12月29日]]から1月3日までを休日としており、一般[[企業]]でもこれに準じていることが多い([[銀行]]などの[[金融機関]]は、[[12月31日]]から1月3日までを([[現金自動預け払い機|ATM]]等を除いて)休日とすることが多い)。このため、公共交通機関はこの期間中は平日も含めて休日ダイヤで運行する傾向にある。一方、[[小売業]]では、1970年代頃までは松の内(関東)の頃(1月5~7日)まで休業していた店が多かったが、24時間営業の[[コンビニエンスストア]]の登場などの生活スタイルの変化により、開店日は早くなり、1990年代以降は元日のみ休業し、翌1月2日から短時間体制での営業を始める店が多い。大型店など店舗によっては、短時間体制ながらも元日も営業することも多くなった。ほとんどの場合は1月4日ごろから平常営業に戻る。
 
かつては[[夏]]の[[お盆|盆]]と対応して、半年ごとに先祖を祀る行事であった。しかし、[[仏教]]の影響が強くなるにつれ、盆は仏教行事の[[盂蘭盆]]と習合して先祖供養の行事とし、対する正月は[[歳徳神|年神]]を迎えてその年の豊作を祈る「神祭り」として位置付けられるようになった。