「ローラースルーGOGO」の版間の差分

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Fuji-77 (会話 | 投稿記録)
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ローラースルーGOGOは、小学校低学年~中学年をターゲットとして発売されたもので、体重制限45kgで子供しか乗れなかった。後に発売された同GOGO7は体重制限60kgとなっている。
 
形状的には[[2000年代]]に前後して流行した[[キックボード]]の3輪型に似ている。ただし踏み板(ステップ)後方の後輪手前にフットレバーが取り付けてあり、これを後方へ蹴り出すことで往復運動が車輪にチェーンで伝達され、後輪を駆動するようになっていた。鉄パイプ製のフレームに、プレス板金のステップが取り付けられている。
 
なお商品名のローラースルーは「通り抜ける」の意味を込められた造語であり、GOGOは軽快な乗り心地と当時流行の[[ゴーゴーダンス]]と定価を引っ掛けたシャレである。
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この玩具、自転車ほどではないにせよ結構スピードが出る上に、当時は[[健康ブーム]]の到来で「面白いレジャースポーツ用器機」と注目されたことから、同社への「もっと上の年齢層も乗れる製品を」という声もあった模様で、[[1976年]]には車輪を強化して全体的に一回りほど大型化したGOGO7を発売、こちらも発売前から大変な注目をあつめた。
 
当時はテレビなどで盛んに[[コマーシャル]]が流れるなどしており、後の『[[ちびまる子ちゃん]]』にも同製品が登場、作者である[[さくらももこ]]自身の少女時代をモデルにした主人公も欲しがっている([http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/sakura/jikenbo/20051219et0c.htm])。
 
なお[[新幹線]]の[[東京駅|東京]]-[[新大阪駅|新大阪]]間運賃が当時5,510円という時代で、また[[テレビゲーム]]流行以前で子供に数千円もするような玩具を買う機会も滅多に無かったことから、児童向けとしてはそれなりに高価で憧れの玩具であった。<!--おそらく2006年現在の「子供に玩具を買ってあげる」という面での金銭感覚でいったら、2万円前後に相当するだろう。-->
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この製品テストで、警察はローラースルーGOGOを2週間にわたって調べたが、とくに構造上に問題は無いと発表している。しかし発表が出るまでの間にもメディア上でのバッシングは続き、ついに人気が回復することなく注文は途絶えたままとなり、ブームは突然に終焉を迎えている。
 
この市場崩壊で発売元では販売継続を断念し、製造中止となった。開発者によれば、このとき売れ残った製品は全て、既に“ ''Honda Kick 'n Go'' ”として販売していた米国への輸出に振り向けに出荷されたという。
 
== その後 ==
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* [http://www.honda.co.jp/news/1975/p751225.html GOGO7のプレスリリース(当時)]
* 個人ページ
** [http://www.geocities.co.jp/MotorCity/2790/ 伝兵衛の部屋][http://www.geocities.co.jp/MotorCity/2790/roller.html 同ページ内ローラースルーGOGO情報]
*: 同製品開発者自身のサイト開発当時や流行時の内部状況や近年の資料なども掲載されている。
** [http://homepage3.nifty.com/hama3/ ■吸気・圧縮・爆発・HAMAさん]:[http://homepage3.nifty.com/hama3/gogo.htm 同ページ内のレストア情報]
** [http://www.r56imai.com/ ホンダショップ今井][http://www.r56imai.com/goh_htm/gohgoh_htm/gohgoh.htm 同サイト内レストア情報]
*: 本業のバイクショップの傍ら、趣味が講じてレストアを行い、当時の新古品(未使用)を入手していたりもする。流行当時のコピー商品も掲載されている。