「公立学校選択制」の版間の差分

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:1学年1学級のような小規模校も敬遠されることが多く、小規模校はますます小規模になっていって統廃合の対象となることもある。品川区のある小規模中学校では学校選択制導入以後、入学者が減っており、2006年度には入学者がついに0人になった。
:日本に先行して学校選択制を取り入れたイギリスにおいては、人気校の周辺の地価が高騰して低所得者が転出し、低所得者の子弟が人気校に通うことが難しくなっているとされる(高所得者は子弟が人気校に通学する為の交通費を捻出出来るが、低所得者にはこれが不可能な為)。
 しかし、この点については従来から学校間格差があり、人気校のある地区には比較的豊かな層しか住めない状況にある、学校選択を私立も含めて認めていない韓国ではいい学校がある地区の地価が高騰し格差が拡大したという批判もある。むしろ、学校選択制を認めたほうが地価、家賃の安い地区に住んで鉄道やバスで通えるため低所得者にもチャンスが出てくると反論されている。ちなみにイギリスと比べると日本は都市鉄道の運賃がかなり安い
;教職員へのストレスの増大
:品川区では学校選択制を導入した結果、教職員が感じるストレスが目に見えて増大しているとされ、品川区の小中学校への異動は「'''しな流し'''」と呼ばれて敬遠されている<ref>[[山本紀子]] 「[http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20070827ddm004070015000c.html 記者ノート:学校選択制の弊害]」 [[毎日新聞]]、2007年8月27日。</ref>。