「アセトアルデヒド脱水素酵素」の版間の差分

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'''アセトアルデヒド脱水素酵素'''(アセトアルデヒドだっすいそこうそ、'''ALDH'''; {{EC_number|1.2.1.10}})は、摂取した[[エチルアルコール]]の[[代謝]]によって生じる[[アセトアルデヒド]]を、[[酢酸]]に分解する代謝[[酵素]]。'''アセトアルデヒドデヒドロゲナーゼ'''とも。アルデヒド脱水素酵素の一種。
 
飲酒により体内に入ったエチルアルコールは、胃や小腸から吸収され[[肝臓]]内の[[アルコール脱水素酵素]]によりアセトアルデヒドへと分解される(式1)。アセトアルデヒド脱水素酵素は肝臓内においてアセトアルデヒドを酢酸に分解する酵素である(式2)。
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なお近年の研究により、ALDHのタイプだけではなく[[アルコールデヒドロゲナーゼ]] (ADH) のタイプでも、アルコール依存症や各種アルコール性疾患に罹患する確率が変わってくることが分かってきた。ALDH2 欠損型と ADH1B 低活性型が最悪の(もっとも酒に弱い)組み合わせであり、日本人の2-3%がこのタイプであるといわれている。
 
== 関連項目 出典==
{{reflist|1}}
* [[二日酔い]]
{{Enzyme references|EC_number=1.2.1.10|IUBMB_EC_number=1/2/1/10}}
 
== 外部リンク ==
{{Enzyme links|EC_number=1.2.1.10|IUBMB_EC_number=1/2/1/10}}
* 遺伝子が教えるアルコール依存症のリスク ''Seeking the Connections: Alcoholism and Our Genes (SCIENTIFIC AMERICAN April 2007)'' [http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0707/200707_028.html?PHPSESSID=3788377890e0d0806d13f9701112ae37]
* ALDHとADHの組み合わせによるリスク(アルコールと発癌:国立病院機構久里浜アルコール症センター)[http://www.kurihama-alcoholism-center.jp/J-5-2.html]
 
== 関連項目 ==
* [[二日酔い]]
 
[[Category:酵素|あせとあるてひとたつすいそこうそ]]