「共産主義革命」の版間の差分

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 しかしながら、なお残る経済社会学的問題は存在する。
 共産主義の対義語であるとされる”[[資本主義]](capitalism)”とはそもそもは共産主義の前段階としての一時的な[[自由主義]](liberalism)という意味合いを持っていた。つまり、資本主義がその極限に達し、そこに[[刹那主義]]を生ずるとき、共産主義革命は実行すべき課題となる・・・というのが共産主義者の思想であるばかりでなく資本主義者も不承不承認めざるを得ないことであるとされてきたのが[[20世紀]]の世界の思想的現状だったのである。
 そこで20世紀末、絶対的反共産主義の立場から問い直されたのが資本主義や自由主義という[[パラダイム]]を超えた”[[保守]]とは何か”という根本的論議であった。その代表的批評家は[[西部邁]]、[[西尾幹二]]、[[中西輝政]]などである。それらは望ましい社会像、国家像という観点ではなく、国民の気概(エトス)の重視と、伝統の拠りどころとはそもそも何なのかという”とってつける”ことを極力排除した考察であった。
 このような思潮が具体化されていったのが2001年(平成13年)米国における[[ジョージ・ブッシュ]]現大統領の就任であった。一方、日本ではむしろフランシス・フクヤマの想定していたシナリオを具体化するように同年[[小泉純一郎]]政権が発足し、[[西園寺公望]]による国営郵政事業創設以来の郵政民営化などが政策として模索されている。
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