「イオニア学派」の版間の差分

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en:Ionian School 2008-1-1 16:29 UTC 著者:Scimitar, WhiteC, BD2412, Andrew Levine, Flauto Dolceほか から翻訳(残り。但し各哲学者の記述は省略)
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'''イオニア学派'''(いおにあがくは、'''Ionian School''')は、紀元前6世紀から紀元前5世紀にかけて、[[イオニア]]の[[ミレトス]]を中心にした哲学の一派——とされるが、それは誤称である。西洋哲学の中心ではあったが、イオニア学派に含まれる、[[アナクシマンドロス]]、[[アナクシメネス]]、[[ヘラクレイトス]]、[[アナクサゴラス]]、[[アポロニアのディオゲネス]]、[[アルケラオス]]、ヒッポン、そして[[タレス]]たちは<ref>American International Encyclopedia, J.J. Little Co., New York 1954, Vol VIII</ref>、哲学だけに限定されない、多様な側面を持っていた[[アリストテレス]]は彼らのことを'''フィシオロゴイ'''('''physiologoi''', 「自然について語る者」という意味)と呼び、イオニア学派としてひとまとめにしなかった。ちなみにイオニア学派という言葉の使用は、2世紀の哲学史家アレクサンドリアのソーティオーンまで遡ることができる。彼らが時々「宇宙論者」([[:en:Cosmogony]])と呼ばれるのは、彼らが物質の本質を説明しようとする物理主義者だったからである。
 
これらの学者のうち何人かは[[ミレトス学派]]([[:en:Milesian school]])に加えられ、他の学者たちもより複雑なカテゴライズをされている。
 
ほとんどの宇宙論者は、物質はあるものからあるものに変わることはできるが、万物に共通の不変な何かを持っていると考えた。しかし、彼らはその共通の何かが有限なものであることに同意せず、実験で見付けるのではなく、[[宗教]]や[[神話]]というよりはむしろ抽象的な推理を使って説明した。こうして彼らは、西洋伝統の最初の哲学者たちとなったわけである。
 
後の哲学者たちは思索の他の領域も含めるため、研究の幅を広げた。たとえば[[エレア派]]は、[[認識論]]、または、人間はいかにしてものが存在するのを知りうるのかを研究した。とはいえ、イオニア学派は我々が知っている最初の哲学者たちであり、歴史的にも依然重要なままである。
 
==脚注==
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==関連項目==
*[[一元論]]
*[[機械論]]
*[[ソクラテス以前の哲学者]]
 
==外部リンク==
*[http://www.newadvent.org/cathen/08092a.htm Catholic Encyclopedia Entry]
*[http://www.1911encyclopedia.org/Ionian_School_Of_Philosophy Ionian School Of Philosophy]
 
==参照==
*{{1911}}
 
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