「アイルランドの経済」の版間の差分

アイルランドは[[欧州連合の経済通貨統合|欧州連合経済通貨同盟]]のメンバーであり、ユーロを通貨として採用している。金融分野ではビッグ4ともいわれるAIBバンク、バンク・オブ・[[アイルランド銀行]]、アルスター・バンク、ナショナル・アイリッシュ・バンクが支配している。近年では銀行にかわるシステムとしてクレジット・ユニオンが広まるようになった。ダブリンには証券取引所のISEQが存在するが、規模が小さいため多くの企業が[[AIM]]、[[FTSE]]、[[NASDAQ]]にも上場している。保険業界は一握りの外国企業が独占しており、自動車保険などの保険料は概して高額である。[[EMU]]のメンバーであるアイルランドには[[公定歩合]]を決定する権限はなく、[[欧州中央銀行]]の決定に依存している。[[ドイツ]]と[[フランス]]の不況を反映して、現在欧州中央銀行は非常に低い利率を採用しているため、好況下のアイルランドでは物価上昇が目立ち、[[不動産]]には[[バブル]]の兆候もみられる。現在の家屋の平均価格は220,000ユーロである（1973年には9,000アイルランドポンド＝11,430ユーロ） 。