「しばわんこの和のこころ」の版間の差分

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== ストーリー ==
:「和」のこころを持つ[[柴犬]]・'''しばわんこ'''と、仲良しの[[三毛猫]]・'''みけにゃんこ'''を中心に、日本古来からある和の心、伝統を学びながら周囲の人物と日常生活を描く。
 
== キャラクター ==
; しばわんこ
: とある日本家屋に住む和の心を持った柴犬。和の心に目覚めた理由は運命だから。和に関することに対しての好奇心は非常に強い。みけにゃんこにいたずらをすることがある。
: 家事全般が得意だが、箸の扱いには不慣れ。
:「[[割烹着]]の似合う犬コンテスト」で準優勝したことがある。ほとんど着けないが前掛けもある。初期の割烹着にはレースが付いていたがなくなり、現在の割烹着はポケットが付いている。
: 初期の割烹着にはレースが付いていたがなくなり、現在の割烹着はポケットが付いている。
: 「[[煩悩]]がない」と言われるほど純真で誰からも好かれるが、無心なあまりズレた行動に出てしまうこともしばしば。煩悩が無いので幽霊は怖くない。
: かわいい物が好きらしい。雷が苦手。
: 普段は遠吠えをしないらしく、十五夜の時に「久々に遠吠えしちゃおうかな」と言っていた。
: 初期の数回だけ4本足で歩いており、扉絵ではひげもあった。首輪には名前が書いてある。
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{{SpoilerH}}
: おそば屋さんのおばさんに声をかけられ、お母さんと言い残して消えてしまった。その正体はお盆に帰ってきていたおばさんの猫の幽霊だった。
: なお、アニメでは「ぶちにゃんこ」は自称。おばさんからはブッチと呼ばれており、これが本来の名前と思われる。甘えん坊だったらしい。
{{SpoilerF}}
; 鬼
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=== 「しばわんこ」と「みけにゃんこ」の設定 ===
: しばわんことみけにゃんこは、それぞれを"しばわん"、"みけにゃん"と、末尾の「こ」を外して呼んでいる。
 
: 作者の川浦良枝によると、しばわんことみけにゃんこは「一種の妖精のような存在」とのこと。
: 2匹には性別の設定を敢えてしていない。これは、女にすれば「女が家事をするもの」・男にすると「男は家事をすべし」という見方を避けるためである。
 
: その為作品においてしばわんことみけにゃんこの「私は」、「僕が」の主語は存在しない。
: 2匹には性別の設定を敢えてしていない。これは、女にすれば「女が家事をするもの」・男にすると「男は家事をすべし」という見方を避けるためである。その為作品においてしばわんことみけにゃんこの「私は」、「僕が」の主語は存在しない。しばわんこは「(家事を)好きでやって」おり、みけにゃんこは「自分勝手でやんちゃな甘えん坊」だからという形を取っているのである。イラストにおいての男装・女装はそれによって余分な先入観なしに伝えたいことがストレートに純粋に伝わるためにしているとのこと
: イラストにおいての男装・女装はそれによって余分な先入観なしに伝えたいことがストレートに純粋に伝わるためにしているとのこと。
 
== 単行本 ==
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== アニメ ==
[[2006年]][[4月5日]]から[[2007年]][[3月14日]]まで[[NHK総合テレビジョン|NHK総合テレビ]]([[ゆるやかナビゲーション ゆるナビ]]枠内)、[[4月7日]]から[[NHK教育テレビジョン|NHK教育テレビ]]でも放送された。ゆるナビ枠内では1話ずつ、教育テレビでは2話ずつの放送となっている。教育テレビでは全80話が40回にわたって放送されたが、ゆるナビが38回で終了したため、ゆるナビ枠内では半数以上の話が未放送となった<ref>[[2006年]][[5月7日]]に第1話から第6話まで、[[2006年]][[6月24日]]には第9話から第14話まで通常の放送時間とは別枠にて集中再放送された。同年[[11月2日]]深夜(11月3日未明)にもオトナの知らない教育テレビ宝箱~しばわんこの和のこころと冠して第1話から第22話までを集中放送された。2007年度は、4月6日以降から教育テレビ枠(放送日時は金曜のみ同じ)にて、第1話から順次再放送されているが、新作については未定。2006年度のように土曜朝及び金曜昼の再々放送はないが、5月以降毎週月曜19:45~約5分間、再々放送予定あり。</ref>。
 
このアニメ版『しばわんこ』は原作の絵柄をそのまま活かすため、通常のアニメで用いられるアニメ用のキャラクターデザインを作成せず、原作から絵をスキャニングしてパソコンに取り込み、アニメの線画に合わせる「カット&ペースト」という手法で動画を制作している。これは連続シリーズテレビアニメでは世界初の試みである。
 
このアニメ版「しばわんこ」は原作の絵柄をそのまま活かすため、通常のアニメで用いられるアニメ用のキャラクターデザインを作成せず、原作から絵をスキャニングしてパソコンに取り込み、アニメの線画に合わせる「カット&ペースト」という手法で動画を制作している。これは連続シリーズテレビアニメでは世界初の試みである。</br>当然のことながら、原作の絵がアニメに必要な動作のすべてを描いているわけではない為、絵を足や尻尾などのパーツごとに切り離してから必要な部分をスキャニングし、そのパーツを繋ぎ合わせる事で、原作にない絵も原作とまったく同じ絵柄でアニメーションさせる事に成功している。</br>但し、この手法は通常の動画制作の10倍以上も手間がかかり、またアニメーターにも一定以上の技術が要求される事から、本作の様なショートアニメ(1話あたり約2分)だからこそ可能な手法と言える<ref>アニメの1話で使用される「カット&ペースト」は実に1000回以上とのこと。教育テレビの枠では[[2006年]][[5月12日]]放送分以降、初回放送の枠内で不定期に再放送が行われたが、これは制作の負荷を軽減する為もあるのかもしれない。</ref>。
 
アニメ版は、NHKが当初に予想した以上に好評であるが、NHKの[[ウェブサイト]]内に、アニメ版の番組[[ホームページ]]は無い。