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'''礼金'''(れいきん)というのは、主に[[関東地方]]の賃貸人や[[不動産]]が[[賃料]]のほかに求める、一回払いの料金である。礼金に法的根拠はない。礼金は[[近畿地方|関西地方]]で'''[[敷引]]'''とも呼ばれる。
 
== 伝統 ==
礼金は、地方から大都会(東京)に一人できた[[単身赴任]]・学生等の保護のために、上京した人の親戚が東京の下宿などの大家に払ったお金だった。上京する人は普通大都会に他に知り合い・親戚がいない人で、地元の人はいざとなるときの心配で、大家に、面倒を見てもらうように、“前もっての感謝”の意味で、お金を払った。その“お礼”の感謝から、礼金と呼ばれるようになった。言い換えれば、礼金を受け取る大家は、“これから借家人の面倒を見てあげる”という[[義理]]の約束をした。
 
地方([[北海道]]、[[東北地方|東北]])では礼金の習慣がないのは、地方内で引っ越しても普通の距離は“心配する”ほど大きくないから、とも思える。
 
== 現状 ==
今の日本には、[[新幹線]]・[[飛行機]]・[[電話]]で田舎と大都会の距離が小さくなり、大家の面倒は必要なくなってきた。にもかかわらず礼金を求めるのはほとんどの賃貸契約で一般的になり、別料金として求められている。[[特別区|東京23区]]なら、賃料の2、3か月分の礼金が標準である。
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== 海外 ==
[[世界]]の国のどこにも、礼金のような家賃の別料金がない。特に日本が[[民法]]を法った[[ドイツ]]にもそういうことはない。ただし、非常に人気のある家の場合は内緒で賃貸人に現金を差し出す習慣はあちらこちらにある。ただし、それは両方が違法だと知った上で行われるのであって、活字の契約の対象とならない。[[インド]]では大家が逆に賃借人にお礼のお金を払うことがある。ただし契約にその額が決められているわけではない。
 
[[Category:不動産|れいきん]]
[[Category:料金システム|れいきん]]
 
[[en:key money]]