「ハラン (植物)」の版間の差分

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'''ハラン'''(葉蘭または馬蘭、''Aspidistra elatior'')は[[ユリ科]]([[APG植物分類体系]]では[[スズラン科]])の常緑多年草で、巨大な葉を地表に立てる植物である。俗に'''バラン'''ともいうが、多くの図鑑はこれを別名として認めていない。よく庭に植えられ、斑入りなどの品種がある。また幅広い大きな[[葉]]は食物を包んだり盛ったりするのに用いられてきた。
 
[[中国]]南部原産であると言われてきたが、中国での野生は見つかっておらず、鹿児島大学の研究者により、九州南部の宇治諸島、黒島、諏訪之瀬島が本来の野生地であるという報告がなされている(Sako and Maruno,Bull. Kagoshima Univ. For. 11: 33--78. 1983 and Sako et al. ,ibid. 16: 83--108. 1988)。茎は地下を横に這う[[地下茎]]の形をとる。葉は薄いが硬くてつやがあり、深緑色。楕円形で、長さが50cmを越える。密な群落を作るので、地面から、この様な大柄な葉が立ち並ぶような風景となる。日陰で手入れをしないでもよく育つ。