「テレマークスキー」の版間の差分

m (ロボットによる 追加: sl:Telemark smučanje)
板も以前はアルペンスキーと明らかに異なり、細長く軽量な板が主流であった。しかし近年のプラスチックブーツの普及により滑りが高速化。板にも高い剛性やターン性能が求められるようになり、加えてテレマークレースのスキー幅規定撤廃(後述)もあって、短く幅広のカービング板が主流になりつつある。よって板だけを見ればアルペンスキーとの差はなくなってきており、レース用や新雪滑降用などではアルペン・テレマーク兼用のスキー板も発売されている。また、[[サロモン]]などアルペン専業だったメーカーのテレマーク参入も続いている。
 
そのような板とブーツとの間を取り持つ[[ビンディング]]は、アルミやステンレスの板を曲げただけのような軽量で非常にシンプルな構造である。ビンディングから出ている3本のピンを靴底にある3カ所の穴に合わせ、コバの部分を上からクリップのように挟んで固定するだけの3ピン式と、コバをビンディング本体に差し込み、靴の周りを一周するケーブルで固定するケーブル式に分けられ、高剛性化しながらもスキー発祥時のスタイルを保ち続けている。最近では固定するケーブルを靴底側に配置したり、アルペンスキーのようにステップインで装着できたりするモデルも登場している。また、転倒時の負傷防止のためにセフティ(解放機構)を装備したモデルもあるが、かなりの重量増になる上、そもそもつま先しか固定しないテレマークスキーでは転倒時でも大きな怪我につながることは少ないので、レースでの使用(装着必須)が主である。山岳スキーでは、いくセフティに限ず、便利でも構造の複雑なビンディングはそれだけ故障のリスクも高く、トラブルが[[遭難]]につながりかねなとのこと山岳スキー敬遠される傾向が強い。
 
登行時には、クライミングスキン(一般に[[シール]]と呼ばれる)という毛羽だったテープ状のものをスキー板の底面に貼り付け、後方に滑らないようにする。シールはその名の通り[[アザラシ]]の毛皮でできており、前方へは極めて滑らかに滑走できるが後方へは強い抵抗を発生する。ただし現在では非常に入手困難になり、代用品として登場した[[モヘヤ]](アンゴラ山羊の毛)や、ナイロンなどの[[合成樹脂]]による製品が主流になっている。また、起伏の少ないルート用として、底面にうろこ状のギザギザ模様(ステップソール)が刻まれ、シールを装着しなくとも後方に滑らないように加工したスキーもある。
 
一方、同じ踵が浮くスキーでも、クロスカントリースキーはより細く軽いものに進化し、スキージャンプは滑走時の加速と飛行時の揚力確保のためにスキー板は非常に長く幅広いものに進化してきたので、双方ともテレマークスキーとは大きく異なるものとなっている。また、双方ともターンの必要はないので板にエッジはなく、サイドカーブもつけられていない。
 
なお、現在のブーツとビンディングは75mmノルディックノルム(ブーツのコバ先端幅が75mm)という規格に則っているが、次世代規格であるNTN(New Telemark Norm)が発表され、2008年中にも対応ブーツ、ビンディングが発売される予定となった。ただ、テレマークスキー用具はアルペンスキーなどに比べるとまだまだ熟成不足の感は否めず、新機構を搭載したものの問題点が発覚して[[リコール]]になったり、不評で短期間のうちに生産中止に追い込まれたりといったことを繰り返しているのが現状である。よって、新製品はしばらく様子を見るべきだという意見も多い。発売後の成り行きが注目される。
 
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