「シーケンス制御」の版間の差分

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'''シーケンス制御'''(しーけんすせいぎょ)Sequential Control とは「あらかじめ定められた順序または手続きに従って制御の各段階を逐次進めていく制御」と[[JIS]](日本工業規格)に定義されている。英語のSequence(順序、連続)から名付けられている。次の段階で行なうべき制御動作があらかじめ定められていて、前段階における制御動作が完了した後あるいは一定時間経過した後、次の動作に移る場合や、制御結果に応じて次に行なうべき動作を選定してから次の段階に移る場合などが組み合わされている。これらを用いて機械に行なわせる動作を順序正しく覚えさせておくことにより、始動ボタンを押すだけで、後は全部制御装置が仕事を行う場合などに用いられる。
 
シーケンス制御は、[[全自動[[洗濯機]]、[[エアコン]]など、私たちの身の回りにある家庭用電気器具をはじめ、[[信号機]]、[[自動販売機]]、工場の産業[[ロボット]]や自動化設備、ビルの[[エレベータ]]や[[自動ドア]]、[[発電所]]や[[変電所]]にいたるまで色々な装置や設備に使われている。扱う規模も単なるスタート、ストップに限る単純なものから、とても複雑な信号処理を必要とする大規模なものまで、あらゆる分野で活用され、自動化・省力化に大きく貢献している。特に工場の生産ラインではほとんどがシーケンス制御を利用していると言っても過言ではない。
 
 
== 有接点リレー方式 ==
リレーシーケンスとも呼ばれ、[[電磁リレー]]をスイッチとして利用し制御する方式である。負荷容量が大きいことや電気的ノイズに安定なことなどから、[[電動機]]の制御に応用される。
 
== PLC ==
== プログラマブルコントローラ ==
以前は、リレー回路によって構成されたシーケンス制御回路が普通であったが、制御内容の複雑化や高度化の要請が高まるにつれて、現在では[[ディジタル技術]]を応用した「シーケンサ」または「プログラマブルコントローラ」(正式にはPrgramable Logic Controller 、略称PLC)が一般に用いられている。これは[[パソコン]]や専用の入力装置を利用して、制御内容をあらかじめ[[プログラム]]によって表現し、これを逐次実行することによりシーケンス制御を行なう装置である。主に[[空気圧機器]]と組み合わせて高速化、省配線化を実現している。
 
== PIC ==
さらに小型化、省電力化したものが [[PIC]] を利用し制御する方式である。
 
==関連項目==