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(狭義の)花魁は、禿や振袖新造を従えた格の高い遊女であって、張り店は行わない。花魁を揚げる場合は揚屋・引手茶屋を通さなければならない。花魁が呼び出され、遊女屋から茶屋まで向かうことを'''花魁道中'''と呼んだ。
 
花魁には教養も必要とされ、花魁候補の女性は幼少の頃から徹底的に[[古典]]や[[書道]]、[[茶道]]、[[和歌]]、[[箏]]、[[三味線]]、[[囲碁]]などの教養、芸事を仕込まれていた。
 
花魁を揚げるには莫大な資金が必要であり、一般庶民には手が出せないものであった(花魁の側も禿や新造を従え、自分の座敷を維持するために多額の費用を要した)。人気の花魁は「遊女評判記」などの文学作品に採り上げられたり、[[浮世絵]]に描かれることもあった。