「酢酸菌」の版間の差分

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マイクロバイアルセルロース
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アセトバクター属など一部の属は、[[クエン酸回路]]酵素によって酢酸を二酸化炭素にまで酸化できる。グルコノバクター属などはクエン酸回路酵素を完全な形では持っていないため、酢酸をさらに酸化することはできない。
 
'''ナタ菌'''(なたきん)とは[[アセトバクター属]] ''[[:en:Acetobacter|Acetobacter]]'' の一種であるアセトバクター・キシリナム  ''Acetobacter xylinum'' というなどの酢酸菌の俗称。フィリピンの食品は、好気条件下ある'''ナタ'''の原料であセルロースゲルを多量に生産する。
フィリピンの食品である'''ナタ'''、''ナタデココ''は酢酸菌の産出したセルロース''ゲル''であるが、これを生成する酢酸菌のことを'''ナタ菌'''(なたきん)と呼ぶこともある。
 
'''アセトバクター・キシリナム'''は[[グルコース]]などの糖類を[[発酵]]して[[セルロース]]繊維を合成する。1990年代初め頃にブームとなったデザート、[[ナタ・デ・ココ]]もこの作用の産物である。アセトバクター キシリナムの産生するセルロースは、植物性由来のセルロースと比較して1/100以下と非常に細く、それらが緻密に絡み合うことで非常にヤング率の高いシートがつくられる。