461
回編集
m (+interlang) |
(cl, +文献) |
||
'''近隣住区'''(きんりんじゅうく
== 概要 ==
近隣住区のアイデアは、1924年にアメリカの社会・教育運動家で地域計画研究者であった[[クラレンス・ペリー]]が発表した『近隣住区論』(''The neighbourhood unit'')で初めて体系化された。
近隣住区の単位は幹線道路で囲まれており、約64ha(半径400m程)、人口は5000-6000人程度を想定する。この範囲内にコミュニティを支える小学校、教会、コミュニティセンター、公園などを置き、幹線道路沿いに商店などを配置する。通過交通は住区内には入り込まず、日常生活は歩行可能な住区の範囲内で完結させることができる。
計画的に造られた人間的なスケールの都市空間形成を目指したもので、都市の匿名性・相互の無関心といった弊害を[[地域コミュニティ]]の育成により克服しようと
== 影響 ==
この理念に基づく開発
==関連項目==
▲この理念に基づく開発が1929年以降、ニュージャージー州のラドバーン(Radburn)で行われた。ラドバーンでは徹底的な歩車分離が図られ、通過交通の流入を排除するため、住区内の道路をクルドサック(袋小路)とし、住民は緑道を通って学校や商店に行くことができる('''ラドバーンシステム''')。[http://en.wikipedia.org/wiki/Radburn%2C_New_Jersey]
* [[ソーシャル・キャピタル]]
* [[集合住宅]]
==文献==
▲これらの構想は日本の都市計画理論や実際のニュータウン建設にも大きな影響を与えた。
* クラレンス・ペリー([[倉田和四生]]訳)『近隣住区論――新しいコミュニティ計画のために』(鹿島出版会, 1975年)
[[Category:都市計画|きんりんしゆうく]]
[[Category:社会学|きんりんしゆうく]]
[[ast:Barriu]]
|
回編集