「堕靡泥の星」の版間の差分

'''堕靡泥の星'''（ダビデのほし）は、[[佐藤まさあき]]の[[劇画]]作品。又は原作とした[[OVA]]、及び[[成人映画]]。[[芸文社]]「漫画天国」に[[1971年]]～[[1976年]]まで連載され代表作となった異色劇画である。単行本は[[佐藤プロ出版部]]佐藤まさあき劇画自選集全16巻で収録されているが絶版になっており1998年に[[アスペクト]]から新装版が出版された。[[1979年]]には実写版である映画『堕靡泥の星 美少女狩り』が上映された。OVAは全5巻（5巻目はオリジナルストーリー）。続編の『新 堕靡泥の星』は[[秋田書店]]「週刊[[プレイコミック]]」に連載された。▼

この作品は作者が[[アウシュビッツ]]展をのぞいて、そこで展示されたユダヤ人虐殺写真の残酷さに胸がつぶれる思いをしながらも、自分の中の[[サディズム]]の血が燃えはじめたのを感じとり、「人間が人間を物のように扱える戦争の狂気、そして勝者の権力というものへのあこがれ」に心がうずき、そこから執筆したという。また当時は強姦願望があってその思いを作品にぶつけたと告白している。主人公の姓である神納は、[[日本]]には存在せず作者が眠っているときに浮かんできた言葉である。▼