「漢字」の版間の差分

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現在、[[書籍]]や[[コンピューター文書]]などの印刷に使用されている漢字の書体は[[明]]の時代に確立された明朝体が中心である。この起源を遡ると、[[後漢]]末期に確立された[[楷書]]に行き着くとされる。
 
== 漢字化圏字の特徴 ==
 
=== 北朝鮮 ===
北朝鮮では、漢字を廃止して、朝鮮語用の文字であるハングルだけがもちいられている。
 
=== 日本 ===
 
日本語における文字の使用は、[[5世紀]]から[[6世紀]]ごろの漢字の輸入とともに始まり、漢字の草体を元に[[平安時代]]初期に平仮名が、漢字の一部を元に片仮名がつくられたとされる。
 
=== ベトナム ===
中国文化の影響をうけた日本や朝鮮半島やベトナムにも漢字がつたわって、もちいられるようになり、日本と韓国では現在でも使用されているが、ベトナムでは、フランスの植民地になったことから、漢字ではなくローマ字が使用されるようになった。
 
=== 韓国 ===
大韓民国での表記は、ハングルだけで表記される方法と、漢語は漢字をもちい、ハングルとまぜて表記する方法とがとられている。
 
=== その他の地域 ===
 
== 系統、書体、字形、類似文字、関連文字 ==
 
=== 書体 ===
 
* [[甲骨文字]]
* [[金文]]
* [[篆書]]
* [[隷書体]]
* [[草書体]]
* [[行書体]]
* [[楷書体]]
 
=== 字形 ===
 
* [[簡化字]](現代中国で簡化字総表の公布により字形が決められた漢字。簡体字ともいう)
* [[繁体字]](簡化字に対する伝統的な字体。「俣」などのように新しい字形になっているものもある)
* [[旧字体]]
* [[新字体]]
 
=== 派生・国字 ===
 
* [[国字]](日本生まれの漢字)[[当用漢字]]、[[常用漢字]])
* [[韓国国字]](韓国生まれの漢字)
* [[ベトナム]]の[[チュノム]]([[字喃]])(現在は使われていないベトナム国字)
* [[チワン族]]の[[古壮字]]([[方塊壮字]])(現在は使われていない)
* [[水族]]の[[水字]](現在は使われていない)
* [[ペー族]]の[[方塊ペー字]](現在は使われていない)
* [[プイ族]]の[[方塊プイ字]]
* [[イ族]]の[[ロロ文字]]
* [[契丹文字]](漢字とウイグル文字より)
* [[女真文字]](漢字と契丹文字より)
* [[西夏文字]](日本人研究家により解読された)
* [[ナシ族]]の[[トンパ文字]]
* 日本の[[仮名]]([[ひらがな]]、[[カタカナ]])
* 朝鮮の[[ハングル]]
 
== 文字の特徴と構成 ==
 
英語の[[アルファベット]]が、一つの音価を表記する[[音素文字]]であるのに対し、漢字は通常、一つ意味([[形態素]])と一つの[[音節]]を表す。一字が一義を表すことだけを重視して[[表意文字]]としてきたのであるが、これは古代中国語の一音節が一つの意味を表す[[孤立語]]的な言語構造に由来するのであって、正確には音と意味両者を表記する[[表語文字]]である。ただし、古代中国語のなかでも[[外来語]]や[[オノマトペ]]には2音節1形態素の構造をもつものがあり、これを[[連綿語]]という。連綿語は意味は一つであるが、音節数に従って漢字二字が当てられる。たとえば葡萄・琵琶・彷彿・恍惚などがある。この場合の一つの漢字はもう一つの漢字と区別されるような一つの意味をもたない。
 
== 字形 ==
===構成===
漢字は、必ずしも一字一字が形態として独特であるわけではなく、複数の漢字に共通の部分が存在する。へん、かんむり、たれ、つくり、などの呼び名が、字の構成上の位置などに基づいて、これらの共通部分に与えられる。
非常に単純な構成の漢字を除けば、多くの漢字はこれらの共通部分を少なくとも1つ、含んでいる。また、共通部分は、場合によってはそれ自体が独立した文字としても存在している場合もある。
 
==字音==
===構成===
漢字は中国語の1[[音節]]を表す。中国語の音節構造は「(子音)+母音+(子音)」である。[[英語]]のように多重子音はない。また母音は3重母音まである。
 
、母音または母音+語尾子音を'''[[韻母]]'''という。さらに、中国語は1音節の音の高低で意味を区別する[[トーン言語]]であり、この音の高低の違いを'''[[声調]]'''という。つまり、漢字音は「声母」「韻母」「声調」(略して声・韻・調)の三つの要素によって構成されると考えられた。
 
===字音研究史===
古代の漢字音の情報は、詩など韻文にある[[押韻]]や漢字を韻母別に分類した「[[韻書]]」によって得られる。これにより漢字音は『[[詩経]]』の押韻に代表される'''上古音'''、[[7世紀]]の韻書『[[切韻]]』に代表される'''[[中古音]]'''、[[14世紀]]の韻書『[[中原音韻]]』に代表される'''近世音'''に分類されている。
 
 
反切の声母の代表として使う漢字を'''[[字母]]'''と呼ぶ。字母は'''[[五音]]'''にもとづき[[唐]]では三十字母、[[宋]]では'''三十六字母'''が整理された。韻母に関しては『切韻』を宋代に増補改訂した『[[広韻]]』では'''二百六韻'''が韻目に立てられたが、時代や地域を無視してたくさん作られていると言われている。その後、[[金 (王朝)|金]]の[[王文郁]]の『平水新刊韻略』が立てた'''[[平水韻]]'''106韻がその後の[[漢詩]]の押韻にとっては規範とされた。
 
また漢字のほとんどが形声文字であり、それは通常、左側の偏や上側や冠を意符、右側や下側の旁を音符とするが、宋代以降、旁にあらわされている字音こそが基本義を表しているのだとする「[[右文説]]」が唱えられた。[[20世紀]]に入り、スウェーデンの言語学者[[ベルンハルド・カールグレン]]や日本の[[藤堂明保]]が上古音の声母の分類による単語家族の語源分析を行っている。
 
=== 日本漢字音 ===
 
例えば英語においては、このような習慣は普及していない。英語を母国語とする人にも読み方がわかりにくい英単語は多く存在するが、[[国際音声記号|発音記号]]などにより読みがなが併記されることは稀である。
 
== 漢字文化圏 ==
 
=== 北朝鮮 ===
北朝鮮では、漢字を廃止して、朝鮮語用の文字であるハングルだけがもちいられている。
 
=== 日本 ===
 
日本語における文字の使用は、[[5世紀]]から[[6世紀]]ごろの漢字の輸入とともに始まり、漢字の草体を元に[[平安時代]]初期に平仮名が、漢字の一部を元に片仮名がつくられたとされる。
 
=== ベトナム ===
中国文化の影響をうけた日本や朝鮮半島やベトナムにも漢字がつたわって、もちいられるようになり、日本と韓国では現在でも使用されているが、ベトナムでは、フランスの植民地になったことから、漢字ではなくローマ字が使用されるようになった。
 
=== 韓国 ===
大韓民国での表記は、ハングルだけで表記される方法と、漢語は漢字をもちい、ハングルとまぜて表記する方法とがとられている。
 
=== その他の地域 ===
 
== 系統、書体、字形、類似文字、関連文字 ==
 
=== 書体 ===
 
* [[甲骨文字]]
* [[金文]]
* [[篆書]]
* [[隷書体]]
* [[草書体]]
* [[行書体]]
* [[楷書体]]
 
=== 字形 ===
 
* [[簡化字]](現代中国で簡化字総表の公布により字形が決められた漢字。簡体字ともいう)
* [[繁体字]](簡化字に対する伝統的な字体。「俣」などのように新しい字形になっているものもある)
* [[旧字体]]
* [[新字体]]
 
=== 派生・国字 ===
 
* [[国字]](日本生まれの漢字)[[当用漢字]]、[[常用漢字]])
* [[韓国国字]](韓国生まれの漢字)
* [[ベトナム]]の[[チュノム]]([[字喃]])(現在は使われていないベトナム国字)
* [[チワン族]]の[[古壮字]]([[方塊壮字]])(現在は使われていない)
* [[水族]]の[[水字]](現在は使われていない)
* [[ペー族]]の[[方塊ペー字]](現在は使われていない)
* [[プイ族]]の[[方塊プイ字]]
* [[イ族]]の[[ロロ文字]]
* [[契丹文字]](漢字とウイグル文字より)
* [[女真文字]](漢字と契丹文字より)
* [[西夏文字]](日本人研究家により解読された)
* [[ナシ族]]の[[トンパ文字]]
* 日本の[[仮名]]([[ひらがな]]、[[カタカナ]])
* 朝鮮の[[ハングル]]
 
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