「トマゾ・アルビノーニ」の版間の差分

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アルビノーニ作品のほとんどは、[[第二次世界大戦]]中の[[ドレスデン空襲]]の際に失われてしまった。名高い『[[アルビノーニのアダージョ]] ト短調』は、[[1945年]]に[[レモ・ジャゾット]]が[[ドレスデン国立図書館]]の廃墟の中で偶然に発見した、[[トリオ・ソナタ]]の緩徐楽章の断片から「復元」されたものと言われている。
 
この作品は、音楽的魅力から、しばしばオーケストラの重要なレパートリーになっており、またクラシック音楽入門に適した曲目としてよく演奏され、愛聴されている。その上、しばしば他の楽器に編曲されたり、テレビ番組や映画・[[コマーシャルメッセージ|CM]]の[[バックグラウンドミュージック|BGM]]に転用されるほど有名になった。
 
[[スティング (ミュージシャン)|スティング]]のツアー・ミュージシャンとしても活躍するアルゼンチン出身のギタリスト、ドミニク・ミラーは、この曲を編曲して録音している。[[1980年代]]には、[[スウェーデン]]出身のロック・ギタリスト[[イングヴェイ・マルムスティーン]]が、自作の組曲『イカロスの夢』にこの作品の編曲を挿入したり、『ファー・ビヨンド・ザ・サン』のライブ演奏の導入部にとり上げたりもした。後者の模様は、アルバム『ライブ・イン・レニングラード~Trial by Fire』で聴くことができる。