「ヨハネの手紙一」の版間の差分

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{{新約聖書}}
'''ヨハネの手紙一'''は[[新約聖書]]中の一書で、[[公同書簡]]とよばれる書簡群の一つである。伝承では老齢にさしかかった福音記者ヨハネ([[使徒ヨハネ]])が[[エフェソス]]で書いたものだとされてきた。『'''ヨハネの第一の手紙'''』あるいは『'''第一ヨハネ書'''』などと呼ばれる。
 
==概説==
 
著者によれば、この手紙が書かれた理由は「神の子を信じるあなたがたが、永遠の命を得ていることを知るためである。」(5:18)著者が気にかけているのは自分が携わっている共同体に影響を及ぼす異端的な思想を持つ教師たちのことである。このような人々、かつて共同体のメンバーだったにもかかわらず正当な教えから逸脱した教師たちは「[[反キリスト]]」(2:18-19)とみなされている。これらの人々が教えていたのはキリストは体の実体を持たない霊のみの存在(4:2)であったということで、彼らはイエスの十字架上の死に贖罪の意義を付与するのは間違いである(1:7)と考えていた。
 
本書簡の内容、言葉遣い、思想などから第二・第三の手紙と同じ著者によるものであることと考えられてきた。この三つの書簡は伝統的に福音記者ヨハネ(または彼と同一視される使徒ヨハネ)であるとみなされてきたが、現在の研究では同一性を疑うものもいる。
 
この書簡の著者が福音書を書いたヨハネその人なのか、あるいは他人がヨハネの名を冠したのかなど、[[ヨハネ文書]]と呼ばれるこれらの文書の著書の問題はいまだに議論が続いている。ヨハネの手紙1一』ヨハネ福音書は、内容、表現、思想から強い近縁性をもっているが、その筆者については、大きく分けて
#ヨハネその人
#ヨハネ教団の誰か(ヨハネ福音書の最終編纂者)