「マスティマ」の版間の差分

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'''マスティマ(Mastema)'''(Mastema)または'''マステマ'''は、[[ユダヤ教]]の[[ヨベル記]]の中で語られる[[悪魔]]の一つである(書籍によっては[[天使]]ともされている)であり、。マステマは[[ヘブライ語]]で「'''敵意'''」、または「'''[[憎悪]]'''」を意味する。
 
この悪魔は、神のために[[サタン]]に近い任務を果たし、すなわち人間を誘惑する事で神への忠誠心を試みる存在であるとも言われている。その意義においては、人間の信仰心と善性を見極めるための必要悪の存在であり、まぎれもなく神に帰属する者と言われている。
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ダヴィットソンが伝えるユダヤの伝説では、マスティマは人間への影響力を保持するために悪魔の一部を見逃すように神に申し出た。神はそれを受け入れ、悪魔の一群をマスティマの軍隊に残し、さらにまたマスティマは[[モーセ]]と[[アロン]]が[[魔術]]試合のためエジプト王の前に立ったとき、エジプトの魔術師たちを助けたと言われる。
 
マスティマが徹底して悪の原基を背負う者の一人となるのは、出エジプト記におけるエジプトの初子殺しの[[マラーク]]と同一視されるようになってからである。
 
==関連項目==
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* [[天使の一覧]]
 
[[Category{{DEFAULTSORT:悪魔|ますていま]]}}
[[Category:ユダヤ教|ますていま悪魔]]
[[Category:ユダヤ教]]
 
[[en:Mastema]]