「ルッツジャンプ」の版間の差分

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:エッジの判定は「演技審判」が行う。エッジエラーと認識した場合、その他の観点においていくら優れていても、GOEは必ずマイナス評価を下さなければならない。
;2007-2008シーズン以降
:エッジの判定は「[[フィギュアスケートの技術と得点#ジャッジ|技術審判]]」が行う。明らかなエッジエラーと認識した場合、それを「演技審判」に対して示すことができる(具体的には、採点表にジャンプの種類と回転数の横に「e」と表示する)<ref>なお、ISU文書には「明らかに誤ったエッジからのジャンプである場合、技術審判は演技審判にそれを示すことができ、演技審判はGEOGOEを減らさなくてはならない。In obvious cases of starting from the wrong edge the Technical Panel will indicate this error to the Judges who must reduce their GOE accordingly.」(ISUcommunication1445 pp.1-2)とあるのみであり、2007年スケートカナダで日本人技術審判により初めて用いられたような「フリップはインエッジでありアウトエッジはいけない、ルッツはインエッジでなければいい。フラットエッジならばルッツもフリップも許される」などという考え方を肯定する文書は存在しない。</ref>このとき「演技審判」は、その他の観点においていくら優れていても、GOEは必ずマイナス評価を下さなければならない。なお、「技術審判」は、映像をリアルタイムでスロー再生して確認することが許されている。
 
この判定については種々の疑問も呈されている。ルッツジャンプは「体にカウンターの力がかかっている状態でアウトサイドエッジで踏み切る」ものであるが、ここ数年、素人には「インエッジサイドエッジからでなければいい」という誤解が広まっている。しかし上述したように、ルッツジャンプは、インサイドエッジのものもフラットエッジのものも、誤ったエッジからのジャンプなのである。しかし現行ではインサイドエッジのもののみをエッジエラーと判定している状態であり、フラットエッジからのものは野放しで、「カウンタージャンプではないよくないルッツ」が横行しているままである<ref>フラットエッジからのいわゆるフルッツを跳んでしまう男子選手を抱える日本の技術審判は、[[2007年]][[スケートカナダ]]において、男子シングルに出場した12名中7名にルッツおよびフリップのエッジエラーをつけ、自国男子選手の跳ぶフラットエッジのフルッツこそがフリップでありルッツであるという価値観を提示した。しかしスケートカナダでエッジエラーのついた大半の選手が他の国際競技会ではエラーがつかなかったり、スケートカナダ以外の試合詳細表においてそれらの選手のGOEをマイナスしているのがジャッジのうちのおそらく日本人演技審判と思われる一人だけであるケースが多く、フラットエッジジャンプのフルッツをフリップ且つルッツとして通用させそれ以外をエッジエラーとするような考え方は他国審判には受け入れられていない。</ref>
 
== 歴史 ==