「高エネルギー天文学」の版間の差分

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== 今後の展開 ==
特に、宇宙線によって大気との間で生じる[[チェレンコフ光]]を観測する試みにおいては、次世代の最高エネルギー宇宙線検出器が計画され、建設準備が進められている。
特に、宇宙線のシャワーを観測する試みにおいては、次世代の最高エネルギー宇宙線検出器が計画され、建設されている。CP非保存の発見でノーベル賞を取ったクローニン教授が率いるチームは南半球アルゼンチンのパンパ地域にAGASAの30倍規模の観測装置を建設している(オージェ計画)。日本の宇宙線研究所を中心とするチームは、北半球米国ユタの砂漠にAGASAの10倍規模の観測装置の建設を予定している(宇宙線望遠鏡計画)、さらには[[ESA|欧州宇宙機構]](ESA)の下で、ヨーロッパ、米国、日本の共同チームは、国際スペースステーションから地上大気を見下ろす巨大な望遠鏡により、最高エネルギー宇宙線が引き起こす空気シャワーの飛跡を見ようとするEUSO計画を検討している。
 
*CP非保存の発見で[[ノーベル物理学賞]]を受賞した[[クローニン]]教授が率いるチームは南半球[[アルゼンチン]]のパンパ地域にAGASAの30倍規模の観測装置を建設している(オージェ計画)。
他にも、ガンマー線の検出やエックス線の検出等でも国際協力の下で研究開発が続けられている。
*日本の[[宇宙線研究所|東京大学宇宙線研究所]]を中心とするチームは、北半球米国ユタの砂漠にAGASAの10倍規模の観測装置の建設を予定している(宇宙線望遠鏡計画)。
*[[ESA|欧州宇宙機構]](ESA)の下で、ヨーロッパ、米国、日本([[理化学研究所]])の共同チームは、[[国際宇宙ステーション]]から地上大気を見下ろす巨大な望遠鏡により、最高エネルギー宇宙線が引き起こす空気シャワーの飛跡を観測する[[EUSO計画]]を検討している。
 
他にも、[[ガンマー線]]の検出や[[エックス線]]の検出等でも国際協力の下で研究開発が続けられている。
 
最初期や、現在の宇宙の様子を解明することを目的として研究が進められている。