「ベニントンの戦い」の版間の差分

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== 戦闘 ==
[[8月16日]]の午後、雨が上がり、スタークは部隊に攻撃の準備を命じた。スタークは部隊の兵を鼓舞するために、「あそこに敵の赤服と王党派がいる。やつらは我々のものだ。さもなくばモーリー・スターク(スタークの妻)は今夜やもめで眠ることになる」と言ったという話である。これを聞いた民兵達は森の中に溶け込んでいった。バウムは愛国者軍が撤退しているか再配置をしているものと思っていた。しかしスタークはバウムが横に大きく広がっていることが分かったので、即座に2方向から敵軍を包み込み同時にバウム軍の中央の防塁に攻撃を掛けることにした。スタークの作戦がつぼにはまり、王党派兵とインディアン達は逃亡した。このためにバウムの[[ドラグーン|竜騎兵]]隊は馬が無いままに高地に取り残される形となった。ドイツ人部隊は弾薬が乏しくなっても果敢に戦い続けた。竜騎兵はサーベルを揮って攻撃を仕掛け突破口を開こうとした。しかし、この決死の攻撃にも失敗して、バウムが瀕死の重傷を負ったためにドイツ人傭兵部隊は降伏した。
 
この戦闘が終り、ニューハンプシャー民兵がドイツ人の武装を解除している時に、バウムの援軍が到着した。その援軍の指揮官ハインリッヒ・フォン・ブライマン中佐は愛国者軍が隊形を乱しているのを見て即座に攻撃を仕掛けた。スタークスは即座に陣形を立て直し、ドイツ人部隊の攻勢に対し必死に陣地を守ろうとした。その戦列が崩壊寸前になった時、数百名のバーモント民兵が援軍に到着した。バーモントのグリーン・マウンテン・ボーイズを率いるセス・ワーナーは直前のハバードトンの戦いでイギリス軍の援軍に敗れており、復讐の念に燃えていた。合流したニューハンプシャーとバーモントの民兵は反撃し遂にフォン・ブライマンの部隊を崩壊させた。