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'''大阪倶楽部'''('''おおさかくらぶ''')は[[大阪府]][[大阪市]][[中央区 (大阪市)|中央区]]にある近代ビル建築。[[1924年]]の竣工以来、社交倶楽部である[[社団法人]]大阪倶楽部の会員制会館として利用され続けている。
[[1914年]]に創建された英国城館風の大阪倶楽部旧館は同倶楽部の主唱者であった[[野口孫市住友家]]設計による名建築とを代表して知られ総理事[[鈴木馬左也]]がその評議員でもあっので、当時の住友本社営繕課建築係設計を引き受け、[[1922年野口孫市]]と[[長谷部鋭吉]]がこれ焼失あたって大正3年に竣工した。大正11年に失火のために焼失し、大正13年に現在の建物が再建された。現会館は東京日本橋の野村證券ビルや大阪ガスビルディングを手がけた[[安井武雄]]設計による新館である。
新館竣工記念冊子で安井が「南欧風ノ様式ニ東洋風ノ手法ヲ加味セルモノ」と説明しているとおり、旧ローマ市街の建築によくみられる石のアーチが目を引く南欧スタイルを取り入れた重厚な外観に仕上げられており、唐草の縁取りやトーテムポールなど細部の彫刻には東洋・中近東のモチーフを見て取れる。