「外用薬」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
謫士 (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
7行目:
:一般に[[塗り薬]]と呼ばれている薬剤で、さらにその中で用途に応じて様々な剤型がある。
*[[クリーム剤]]
(一般にクリームと呼ばれている剤型で、滑らかで伸びが良く、擦り込むことで[[マッサージ]]効果を得ることができる。欠点としてはべとつきが多く、それを嫌がる人には向いていない。また、揮散しやすく、汗で流れやすい)
*[[軟膏剤]]
([[油脂]]分を混入させた剤型で、伸びは劣るがクリームに比べてべとつきが少ない。また、クリーム剤より揮散しにくいため、持続性がある
*[[液剤]]
([[アルコール]]を溶媒として、成分を液化した薬剤で、べとつきが発生しない。アルコールに弱い人は使用に注意する必要がある。また、傷口が深いとアルコールが浸みて強い痛みを伴うことがある)
17行目:
(液剤より広範囲に塗布することを目的とした薬剤で、主に[[皮膚]]の[[乾燥肌|乾燥]]、[[痒み|鎮痒]]などに用いられる。マッサージ効果が高い)
*チック剤
(ゲル剤をさらに固めて固形(ハードゲル)状にしたもの。手を汚さずに、ムラなく塗布できる利点があるが、乾燥しやすく、伸びが悪い)
などがある。
===貼付(ちょうふ)剤===
30行目:
(極めて薄いシール状になった小型の薬剤。口腔、舌、皮膚の炎症部に貼付する。患部の治療だけでなく、患部を保護する目的もある)
 
これら貼付剤では、皮膚に直に貼付するものであるため、かぶれに注意する必要がある。また、入浴の30分前には薬剤を剥がす必要がある。
 
===[[エアゾール剤]]===
[[スプレー]]剤ともいい、薬剤をエアゾール化したもの。手を汚さず広範囲の患部に撒布できる利点がある一方、薬剤の浸透性、持続性に欠く。また、[[可燃性ガス]]を利用しているため、周辺の火気にも注意を払う必要があり、誤って吸引しないよう注意が必要である。
 
==[[点眼薬]]==