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[[Image:Msgkrk.jpg|thumb|明治十年刊『月琴楽譜』より。[[清楽]]の歌の歌詞(中国語)に、唐音でフリガナが振ってある。]]
 
'''唐音'''(とうおん・とういん)は、日本[[漢字]]音([[音読み]])において[[鎌倉時代]]以降に中国から入ってきた字音。[[室町時代]]には'''宋音'''(そうおん)と呼ばれた。あわせて'''唐宋音'''(とうそうおん)とも呼ばれる。「[[唐]]」とあるが、[[漢音]]・[[呉音]]同様、王朝名を表すのではなく、中国を表す語の一つで唐音は[[北宋|宋]]以降の字音である。呉音・漢音のようにすべての字にわたる体系的なものではなく、断片的で特定の語と同時に入ってきた音である。[[禅宗]]の留学僧や民間貿易の商人たちによってもたらされた。例えば椅子(イス)・蒲団(フトン)・行灯(アンドン)・明(ミン)・清(シン)などがある。学術的には鎌倉仏教の禅宗にもとづく'''中世唐音'''と、[[江戸時代]]の[[黄檗宗]]にもとづく'''近世唐音'''(これを'''宋音'''と呼ぶ人もいる)に分けられる。
 
== 例 ==
* 椅子(イス)
* 蒲団(フトン)
* 行灯(アンドン)
* 明(ミン)
* 清(シン)
* 普請(フセイ)
 
== 関連項目 ==