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19世紀末には、[[お雇い外国人]]として[[日本]]にいた[[ジョン・ミルン]]や[[ジェームス・アルフレッド・ユーイング]]が地震を体験したことがきっかけとなり、世界初の地震学会として[[日本地震学会]]が設立され、[[地震計]]の開発や地震の研究が一気に進み始めた。地震の波形から震源を推定する方法が発見されたり、[[アンドリア・モホロビチッチ]]が[[モホロビチッチ不連続面]]を発見して地球の内部構造の解明の足ががりとなったりした。後に帰国したミルンは[[イギリス]]で地震の研究を進めて同国に近代地震学が確立されるきっかけを作り、現在イギリスには世界中の地震の観測情報を集積している[[国際地震センター]](ISC)が設置されている。
 
また20世紀に入って、[[リチャード・ディクソン・オールダム]]が地球の核([[コア (地球天体)|核]](コア]])を発見、[[ベノー・グーテンベルグ]]が[[グーテンベルク不連続面]]を発見するなどし、[[地球物理学]]が次第に進展するとともに、[[アルフレート・ヴェーゲナー]]の[[大陸移動説]]から発展した[[マントル対流説]]や[[海洋底拡大説]]が[[プレートテクトニクス]]にまとめられ、地震の原因として[[断層地震説]]と[[弾性反発説]]が定着した。
 
ただ、断層地震説と弾性反発説によって一度否定された[[岩漿貫入]]などは、2説を補完する説として考える学者もいる。また、[[地球空洞説]]に原因を求めるなど、これらとはまったく異なる説を展開する学者や思想も、少数ながら存在している。