「語結合」の版間の差分

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Taachan (会話 | 投稿記録)
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語結合という概念は古くからロシア言語学に存在していた。しかしながら、1950年代以前においてはその定義が曖昧で、単語と単語の結びつきを指して広く語結合と称することもあった。また、語結合と文の区分については、例えば文を「完結した語結合」、語結合を「未完結の語結合」としたりするなど、両者を異なるものとしながらも同列に論じることが多かった。
 
これらの考えを整理したのが[[ヴィクトル・ヴィノグラードフ]](В. В. Виноградов)である。彼が『ロシア語文法』(1954年アカデミー文法)で語結合を再定義し、文とは次元の異なる単位であるとして語結合を文と峻別して以降、語結合の理論は彼の見解を継承し、それを補充・精密化して現在に至る。
 
== 他の理論との関係 ==