「無伴奏ヴァイオリンソナタ (バルトーク)」の版間の差分

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全体は緩-急-緩-急の4楽章で構成される。
# Tempo di ciaconna
#:ト調。ト()調の和音で始まる。[[ソナタ形式]]的な構造をもった[[変奏曲]]。
#:先述のように発想記号の代わりに「シャコンヌのテンポで」と言う異例の指示が与えられているが、この曲自体はいわゆる[[シャコンヌ]]ではない。
# Fuga:Risoluto, non troppo vivo
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#:弱音器をつけ外す部分があるが、バルトークも迷っていたようで、メニューインに「全部つけて弾いても、全部つけなくて弾いても構わないと思いますがどうですか?」という趣旨の手紙を送っている。
# Presto
#:ト調。[[無窮動]]的な旋律(冒頭は原曲では[[微分音]]の指示になっているが、あまりにも難しかったために出版譜では半音に変えられている)が中心となる[[ロンド形式]]。これに加えて舞曲風のリズミックな主題と静かな主題が交錯する。
#:ロンド主題は弱音器をつけ、それ以外はつけない。そのため各主題の推移部分では左手でピチカートをしながら右手で弱音器を付け外す。