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イーアソスは男子を欲していたために、アタランテーは生れると山に捨てられた。狩人の一団が見出して養育するまで、アタランテーは雌熊に乳を与えられていたという。この雌熊は[[アルテミス]]が送ったものである。このようないきさつから、アタランテーはアルテミスにならい、成長しても結婚せずに処女を守り、武器を携えて狩に明け暮れた。
アタランテーは[[イアーソーン]]率いるアルゴナウタイに参加し、帰還後、[[ペリアース]]の葬礼競技では[[アキレウス]]の父親[[ペーレウス]]と格闘して勝ったともいう。[[カリュドーン
アタランテーの名声が高くなって、両親に再会したとき、彼女は結婚を勧められた。アタランテーは気が進まなかったが、勧めに応えるため、結婚の条件として、求婚者が彼女自身との徒歩競走に勝つこととし、競争に負けた者は殺されるとした。アタランテーは生きている人間のうちで最も足が速かったため、多くの若者が競争に挑んで命を落とした。アムピダマースの子で求婚者のひとりメラニオーン(ヒッポメネースとも)は、[[アプロディーテー]]に祈りをささげて守護を求めた。アプロディーテーはこれに応じて、メラニオーンに3個の黄金のリンゴを贈った。競争のとき、アタランテーが俊足を飛ばして追い抜こうとするたびにメラニオーンは後ろにリンゴを投げた。アタランテーがこれに気をとられ、リンゴを拾っている間にメラニオーンが先にゴールした。
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