「五人廻し」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
河端 (会話 | 投稿記録)
河端 (会話 | 投稿記録)
4行目:
[[関東]]の[[遊郭]]には「廻し」という制度がある。一人の[[遊女]]が一度に複数の客の相手をするのであるが、遊女の嫌な客になると長時間待たされたり、ひどいのにはちょっとしか顔を見せない「三日月振り」とか、全く顔を見せない「空床」「しょいなげ」来てもすぐ寝る「居振り」などがあるので、客はたまらない。
 
そんな客の苦情を一手に引き受けるのは、「若い者」「[[妓夫太郎]]」(ぎゅうたろう)と呼ばれる男性従業員である。吉原のある遊郭、遊びは終わって、客と遊女が床にはいる大引け(午前0時ごろ)も過ぎたころ、若い者は、客たちからお目当ての遊女が来ないと言って文句を言われててい四苦八苦である。
 
一人目の客からはさんざん毒づかれて、[[吉原]]の由来まで聞かされた揚句、「ぐすぐすしてやがると、頭から[[塩]]かけてかじっちゃうぞっ!!」と一喝される。