「寡頭制の鉄則」の版間の差分

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== 理論成立の背景 ==
ヒェルスは学生時代より[[社会主義]]運動へ傾倒し、無階級の平等社会実現を目指して活動をしていたが、彼が参加した[[ドイツ社会民主党]](SPD)が、当時([[20世紀]]初頭)において最も[[民主的]]とされ、革命によって真の平等社会を実現するとしながら、指導の名の下で少数の党幹部による党員の組織化・支配が行われている状況を目の当たりにすることになる。そのような中で、彼はいかなる組織・集団においても少数者支配は避けられない現実だという結論を導き出すことになった。
 
ミヒェルスの寡頭制理論は、[[ガエターノ・モスカ]]・[[ヴィルフレド・パレート]]・[[マックス・ヴェーバー]]などの[[政治学者]]・[[社会学者]]によって示された[[エリート]]論・[[組織]]論の影響の下で、SPDでの経験とヨーロッパにおける他の社会主義政党・労働組合などの大衆組織の研究を通じて定式化された。