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{{植物_開始|スダジイ}}
|名称 = スダジイ
{{生物_画像|[[Image:Castanopsis sieboldii2.jpg|220px]]|スダジイ(2006年10月)}}
|色 = lightgreen
 {{植物_分類開始}}
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{{植物_ブナ目}}
|画像キャプション = スダジイ(2006年10月)
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|種 = {{生物_種|'''スダジイ''' ''C. sieboldii''}}
{{生物_終了}}
|学名 = ''Castanopsis sieboldii''<br /> <small>(Makino) Hatus. ex T.Yamaz. et Mashiba</small>
|和名 = スダジイ、イタジイ、ナガジイ
}}
 
'''スダジイ'''([[学名]]''Castanopsis sieboldii'')とは[[ブナ科]][[シイ|シイ属]] の[[植物常緑広葉樹林|常緑広葉高木]]の一種。学名''Castanopsis sieboldii''([[照葉樹林|照葉樹]])である(シノニム''C. cuspidata'' f. ''lanceolata''、''C. cuspidata'' subsp. ''sieboldii''、''C. cuspidata'' var. ''sieboldii'')。別名'''イタジイ'''、'''ナガジイ'''。
 
== 概要特徴 ==
;分布
[[本州]][[東北|東北地方]]以南、[[朝鮮半島|朝鮮]]南部に分布する[[常緑広葉樹林|常緑広葉高木]]([[照葉樹林|照葉樹]])
 
;形態
樹高15-20m、直径1-1.5mに達する高木。[[幹]]は黒色で、直立し、[[樹皮]]に縦の切れ目が入ることが特徴である。[[葉]]は広楕円形で、葉縁には鋭い鋸歯があり、先端は尖り、厚く[[クチクラ層]]が発達している。また、葉の裏側が白色から赤銅色を呈するため見分けがつきやすい。成長すると[[樹冠]]がドーム型になり、スダジイの林を上からみると、まるで[[ブロッコリー]]が集まっているようにも見える。開花期は初夏(6月頃)。葉腋から長さ6-10cm程度の[[穂状花序]]に小さい花をたくさんつける。[[虫媒花]]。翌年秋(10-11月頃)に長さ1-1.5cm程度の[[堅果]](どんぐり)が熟す。
 
;近縁種
同種で[[種 (分類学)#種の下位分類|変種]]の関係にある[[コジイ]]に比べてスダジイの方が細長い[[果実#果実の分類|堅果]]([[ドングリ]])をつけること、[[樹皮]]に縦割れを生じることなどいくつかの点で区別されるが、判断の難しい場合もある。スダジイの方が北まで分布し、コジイは[[関東地方|関東]]以南に分布するので、関東以北では単に'''「シイ」'''と呼ぶ場合は本種を指す場合が多い。より南部では海岸部にスダジイが、内陸部にコジイが分布する。
 
また、[[奄美大島]]以南の[[琉球諸島]]に分布するものを亜種オキナワジイ(ssp. ''lutchuensis'')として区別する場合もある。基亜種スダジイとの差異は、スダジイが堅果(どんぐり)の殻斗(から)の先端が離れているのに対し、オキナワジイの先端は完全に合着する点である。
[[本州]][[東北|東北地方]]以南、[[朝鮮半島|朝鮮]]に分布する[[常緑広葉樹林|常緑広葉高木]]([[照葉樹林|照葉樹]])。
開花期は初夏で、翌年秋に堅果が稔る。
 
== 利用 ==
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画像:Castanopsis sieboldii nuts01.jpg|堅果
</gallery>
 
== 参考文献 ==
*大野照好監修・片野田逸郎著 『琉球弧・野山の花 from AMAMI』 株式会社南方新社、1999年。
*川原勝征著 『南九州・里の植物』 株式会社南方新社、2001年。
*多和田真淳監修・池原直樹著 『沖縄植物野外活用図鑑 第6巻 山地の植物』 新星図書出版、1979年。
 
{{commons|Castanopsis sieboldii}}