「軌道エレベータ」の版間の差分

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[[Image:Nasa space elev.jpg|thumb|NASAによる軌道エレベータ想像図]]
 
'''軌道エレベータ'''(きどうエレベータ)は、惑星などの表面から[[静止軌道]]以上まで伸びた軌道を持つ[[エレベータ]]のこと。または、その概念。'''軌道塔'''、'''宇宙エレベータ'''、'''同期エレベータ'''、'''静止軌道エレベータ'''などとも呼ぶ。旧ソ連での発案者ユーリ・アルツターノフの命名から「天のケーブルカー」、[[旧約聖書]]([[創世記]])における[[ヤコブ (旧約聖書)|ヤコブ]]の話に因んで「'''[[ヤコブの梯子]]'''」、[[童話]]『[[ジャックと豆の木]]』から「'''豆の木'''」と呼ばれることもある。日本では[[芥川龍之介]]の[[蜘蛛の糸]]ともえられる事があり、吊り下げられている構造上も一番近い表現ではあるが、物語として切れる終わり方をするために、縁起が悪いと「'''蜘蛛の糸'''」と呼ばれることは嫌われる場合もある。
 
軌道エレベータは地上から静止軌道以上まで延びる構造物(塔、レール、ケーブル等)に沿って運搬機が上下することで[[宇宙]]と地球の間の物資の輸送を可能にするものである。[[電気]]を動力として用いることにより、[[ロケット]]よりも安全に、かつはるかに低コストで宇宙に物資を送ることができると期待されている。