「国鉄2800形蒸気機関車」の版間の差分

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==概要==
[[スイス]]のスイス機関車機械製造(仏:Societe Suisse pour la Construction de Lokomotives & de Machines / 独:[[w:de:Schweizerische Lokomotiv- und Maschinenfabrik|Schweizerische Lokomotiv- und Maschinenfabrik]] = SLM<ref>所在地からウィンターツール(Winterthur)とも呼ばれる。</ref>)から輸入された、[[車軸配置]]2-6-0(1C)のタンク式機関車である。元は、[[奈良鉄道]]が[[1897年]](明治30年)に3両(製造番号1041 - 1043)、[[1899年]](明治32年)に4両(製造番号1183 - 1186)を輸入したもので、同社では'''6 - 12'''と称したが、[[1905年]](明治38年)の[[関西鉄道]]への営業譲渡による編入を経て、[[1907年]](明治40年)に[[鉄道国有法|国有化]]された。本形式は、関西鉄道では'''98形'''「三笠」('''98 - 104''')と称し、国有化後、[[1909年]](明治42年)に制定された、鉄道院の車両形式称号規程では'''2800形'''('''2800 - 2806''')と改められた。
 
日本に輸入されたSLM製の蒸気機関車は、本形式を含めて4形式16両のみ<ref>本形式7両と、後年国有鉄道[[国鉄ケ215形蒸気機関車|ケ215形]]となった1893年製の4両、国有鉄道[[国鉄1500形蒸気機関車|1500形]]となった[[唐津鉄道]]の2両、国有化以前に[[八幡製鉄所]]に譲渡された1両。</ref>で、希少な存在である。また、車軸配置2-6-0のタンク機関車というのも日本では例が少なく、本形式の他に旧[[九州鉄道]]の[[国鉄2820形蒸気機関車|2820形]]、旧[[阪鶴鉄道]]の[[国鉄2850形蒸気機関車|2850形]]があるのみである