「バイエルン級戦艦」の版間の差分

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本級の排水量は32,000におよび、主砲は38cm(15インチ)砲を連装砲塔に収め、4基を装備、副砲は甲板下の舷側部分に左右8門ずつ装着された。本級は同時期に開発中であった[[イギリス海軍]]の15インチ砲装備の戦艦に匹敵した。しかしながら本級の主砲は軽量の砲弾を使用したため、射程は大きいもののその威力では劣るものであった。また、戦時中の[[ドイツ]]は重油の安定した供給を得ることができず、本級は石炭を使用したため低速に苦しめられた。
 
バーデンは1912年末、残る艦は1913年に起工した。ザクセンとヴュテンベルクは進水したものの第一次世界大戦の終了までに完成せず、1920年から21年に建造所で解体された。
 
バイエルンとバーデンは1915年に進水し、[[ユトランド沖海戦]]には間に合わず実戦参加は僅かであった。バイエルンは[[アルビオン作戦]]中の1917年10月12日に[[リガ湾]]で触雷し破損した。バイエルンは大きく氾濫し、19日後にようやく[[キール (都市)|キール]]に帰還した。休戦が成立すると、バイエルンとバーデンは[[スカパ・フロー]]に回航され、バイエルンは1919年6月21日に他の多くの艦と共に自沈した。バーデンは曳船によって浅瀬に着底され、沈没を免れた。その後1921年8月に[[イギリス海軍]]により標的艦として沈められた。