「たらい回し」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
経済準学士 (会話 | 投稿記録)
24行目:
 
=== 現状 ===
総務省の全国的調査によれば、「たらい回し」の主な原因は、「処置困難」が2~4割、「ベッド満床」が2割前後、「手術中・患者対応中」が2割前後、「専門外」が1割前後、「医師不在」が1割以下程度となっている。なお、ここでの「処置困難」とは医療機関が、傷病者の症状に対処する設備・資器材がない、手術スタッフが不足している、傷病者の症状から手に負えないことを理由に受入できないと回答したものを表す。近年の産科医療崩壊を反映して、照会回数4回以上の産科・周産期傷病者搬送事案は、平成16年の255件から平成19年の1084件と、4倍にも増加している。
 
最近の医療訴訟でも、<医師が専門的な知識を持っていたら救命できた>とか<専門医がおれば救命できた>などという病院側敗訴判決が連発され、それを反映して専門医がないのでその患者は受け入れできない(受け入れてはいけない)という解釈が医療側に定着しつつある。