「ドラゴンボール/log20210611」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
|||
34行目:
===連載終了までの経緯===
連載開始前からアニメ化が内定、5週連続カラーという大々的な扱いで始まった本作だが、先の展開が読めないギャグ路線は、人気が芳しいものではなかった。担当の鳥嶋に「主人公が地味だ。だから人気がないんだ」と指摘された鳥山は、以後「強さを追い求める主人公」というテーマを作品に持たせることになる<ref name=C>「DRAGON BALL大全集―鳥山明ワールド(2) 1995 鳥山明インタビューより</ref>。その発想から[[天下一武道会]]が始まり、主人公孫悟空のキャラクターも確立され、人気を獲得する。
鳥山自身は、当初[[ピッコロ (ドラゴンボール)#ピッコロ(マジュニア)|マジュニア]]との決着をつけたところで物語の終了を考えていた(連載終了後のインタビューでは、「ピッコロ大魔王編が描いていて一番楽しかった」とも語っている)<ref
だが、[[フリーザ]]編が佳境になる頃には、『ドラゴンボール』の人気および経済効果はそれ単体で一大産業と呼ばれるまでに拡大しており、また規模も国際的なものに発展していた。その一方で、人気と経済効果の大きさゆえに鳥山や編集部の意向だけでは本作の連載の有無をコントロールすることが不可能な状態になってしまうという巨大なかつてない規模の漫画作品となっていた。集英社にしてみても、自身は言うに及ばず、この作品に関連したビジネスを行っている企業の業績や[[株価]]へ与える影響を考えた場合、もはや鳥山の意向も二の次にして、とにかく物語を連載させ続けなければならない、終わらせてはならないという状態であった。
86行目:
== 日本及び世界での人気 ==
=== 日本での人気 ===
日本での単行本の発行部数は2005年11月の時点での原作は単行本と完全版を会わせて日本国内公表発行部数は1億9000万部<ref>[http://it.nikkei.co.jp/photo/digital/pia111401t.html 日経IT+PLUS] 2005年11月。</ref>、全世界では3億部を超える。<ref>
テレビアニメはシリーズ放映期間11年の内、原作部分のアニメ化作品である『ドラゴンボール』と『ドラゴンボールZ』は平均視聴率20%超を維持した<ref>「テレビアニメ完全ガイド 『ドラゴンボールZ』 孫悟空伝説」 198ページ</ref>。劇場版[[映画]]は[[東映まんがまつり]]、[[東映アニメフェア]]の中のメイン作品として17作が製作され、総動員数4900万人を記録した<ref>[http://www.dvd.netyokocho.jp/animation/PCBC-51312/ 世紀のメガヒット・アニメ「ドラゴンボール」三部作最終章が、ついに単巻で登場!]DVDdeliver 2007年12月3日。</ref>。2003年に発売された完全予約限定生産のDVD-BOXが3万セットを超える売上を達成<ref>[http://nttxstore.jp/_II_D111481763 NTT-XSTORE]。</ref>。
99行目:
また同アンケートの「漫画史上最強キャラクター」では孫悟空が1位となった<ref>[http://rn.oricon.co.jp/news/rankingnews/45750/ 1000人が選んだ!漫画史上“最強”キャラクターランキング!]、オリコン、2007年6月22日。</ref>。2008年4月、オリコンが行った「今まで面白かったテレビアニメ」のアンケートで1位であった<ref>[http://japan.techinsight.jp/2008/04/aritsu200804020931.html ドラゴンボール、ガンダムを制して1位]</ref>。
芸能界にもファンが多い。タレントの[[中川翔子]]{{要出典}}や[[眞鍋かをり]]{{要出典}}、[[香取慎吾]]{{要出典}}や歌手の[[松浦亜弥]]{{要出典}}、[[次長課長]]の[[井上聡]]{{要出典}}、[[インパルス]]の[[板倉俊之]]{{要出典}}、[[ウエンツ瑛士]]<ref name=D>『[[アメトーーーク]]』2007年9月17日放送。</ref><ref>HEY!HEY!HEY! 2007年7月2日放送。</ref>、[[えなりかずき]]<ref>ダウンタウンDX 2005年8月12日放送。</ref> など。また、歌手の[[和田アキ子]]もDVDや単行本を買い込んだ
[[山本耕史]]は、作中のキャラを役作りの参考にしているという{{要出典}}。
お笑い芸人の[[R藤本]]とその相棒である[[ぴっかり高木]]はべジータとナッパになりきりモノマネを披露している。
またK-1ファイターのマーク・ハントはK-1グランプリ2001年の大会で金髪に染めてきた。その理由を聞くと「スーパーサイヤ人さ」と答えていた。
フランス
その一方、[[総合格闘家]]の[[ジョシュ・バーネット]]は嫌いな漫画の1つとしてドラゴンボールをあげており、ストーリーや設定に
またドラゴンボールをビジネス論に例えたり<ref>[http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/04/09/2911
カヤックのラボ「ブッコミイレブン(BM11)」が提供するアイディア提供サービス「元気玉」<ref>[http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0711/09/news098.html
また2008年4月時点、有料携帯アニメサイトで、最もアクセスが大きいのは、東映アニメが運営する「ドラゴンボール☆ANIMO」という単体のチャンネルである
[http://animeanime.jp/report/archives/2008/04/post_105.html
=== 世界での人気 ===
124行目:
[[アメリカ]]には1996年に進出したが、日本アニメの地位の低さ及び『Z』に関しては暴力的とみなされた事から当初は大手放送局ではなく、ローカル局で週一回、深夜や早朝5時台での放送を余儀なくされ、[[インターネット]]上ではカルト的人気を得ていたものの視聴者数は思うように伸びなかった。しかし1998年ケーブル局[[カートゥーンネットワーク]]で週5日の放送が始まると、放送直後から爆発的人気を獲得し、局の視聴率記録を塗り替えるまでになった<ref>Mark Lasswell, "Year of the Dragon," ''TV Guide''</ref><ref>Sally Beatty, "Kids Are Glued to a Violent Japanese Cartoon Show," ''The Wall Street Journal'', 1999.</ref>。
2002年には[[INFOGRAMES]](現[[ATARI]])社が欧米でのゲーム化権を獲得、北米開発のソフトが発売されると100万本を超えるヒットとなり、これを機に日本でのゲーム化権を持つ[[バンダイ]]も世界展開を視野に入れたドラゴンボールのゲームソフトを次々に企画、2003年までにはドラゴンボール計27本のゲームソフトの総売上数は日本国内だけでも1150万本を記録<ref name=E>CESAゲーム白書 2003年
2004年~2006年の3年間では「ドラゴンボールZ2」「ドラゴンボールZ3」「ドラゴンボールZスパーキング!」の3タイトルだけでも売上数は150万本以上<ref>PlayStation Awards 2004 2004年7月12日(月)ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン.</ref><ref>PlayStation Awards 2005 2005年7月21日(木)ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン.</ref><ref>Playstation Award 2006 2006年7月25日(火)ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン.</ref>。
ATARIは2005年度にはドラゴンボール関連で8500万ドルの売上を記録するなど、ドラゴンボールが収益の柱となっていた<ref>[http://www.inside-games.jp/news/256/25644.html
米国のポップカルチャー業界情報会社のICv2の調査によると、2008年初頭に北米で最も注目されたアニメDVDの2位になった<ref>[http://animeanime.jp/biz/archives/2008/04/2008_1_1.html
また、アメリカのニールセン・ビデオスキャンの分析データによると、アニメ版ドラゴンボールZ・シーズン1は、2007年のアメリカのアニメDVD売上でトップを記録。
同社の社長は「ドラゴンボールZは絶え間なく増え続けるファンベースを持つ非常に人気の作品です。根強いファンと次世代のファンのおかげで、ドラゴンボールZはアメリカで最も人気のある作品の一つとして君臨し続けます。」と感想を述べた<ref>[http://www.animenewsnetwork.com/press-release/2007-05-17/dragon-ball-z-season-one-the-number-one-anime-seller-year-to-date] "Dragon Ball Z Season One the Number One Anime Seller" ANIME NEWS NETWORK, May 17th 2007. </ref> 。
アメリカでのドラゴンボールのビデオ、DVDはこれまでに合わせて2500万枚を売り上げ
[[ニュージーランド]]の首都[[ウェリントン]]のTSBバンク・アリーナで開催されている、SFとコミックの祭典「アルマゲドン・パルプ・カルチャー・エキスポ」では、「かめはめ波コンテスト」が毎年開催されている。参加者は実際にかめはめ波を出しているかのようなパフォーマンスをし、それを競う大会である。ちなみに、この「かめはめ波コンテスト」は2001年から開催されていて、すでに7年の歴史がある。<ref>[http://pulpexpo.com/index.php?option=com_content&task=view&id=96&Itemid=59] "DragonballZ Kamehameha Contest" ArmageddonExpo homepage.</ref><ref>[http://nzgamer.com/ps2/features/596/armageddon-2008-preview.html] "Armageddon 2008 Preview" NZGamer.com 2008年4月14日.</ref>。
|