「省スペースパソコン」の版間の差分

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== 歴史 ==
[[1970年代]]後半、パソコンの登場した当時、パソコンに標準的なサイズというものは存在せず、省スペースパソコンという概念もまた存在しなかったと考えられる。もちろん、比較的大型のものと比較的小型のものの区別は在ったし、用途別に使い分けられてもいたが、今日のようなはっきりとしたコンセプトの違いとして現れていたとは言えない。8ビット時代(1970年代後半から1980年代前半)のパソコンは[[アップル インコーポレイテッド|アップルコンピュータ]](現アップル)の[[Apple II]]や[[日本電気]] (NEC) の[[PC-8000シリーズ]]・[[PC-6000シリーズ]]、[[富士通]]の[[FM-7]]、各社[[MSX]]パソコンなどキーボードと本体が一体となり、今日的な基準から言えば十分に省スペースと呼べるものも多かった。あるいは[[シャープ]][[MZ (コンピュータ)|MZ80シリーズ]]や[[コモドール]]の[[PET-2001]]などのオールインワンタイプも合った。もちろん、[[PC-8800シリーズ]]などキーボードと本体が分離したものもあったが、どちらかというと高性能・高級な機種に採用される例が多く、主流とはいえず、サイズもまちまちで今日的な基準からするとやや小ぶりのものが多かったように思われる。
 
[[1981年]]、[[IBM]]の[[IBM PC]]の登場と前後して16ビット機への移行が始まる中、以後事実上の標準とみなされる事になる[[PC/AT]]([[1984年]])や、日本国内において1980年代後半から1990年代前半にかけて[[デファクトスタンダード]]の地位を築いた[[PC-9800]]シリーズの登場などを境に、パソコンの主流が横置き型の独立した本体を持つ大型で拡張性の高い機種とみなされるようになってくる。このような条件がそろって初めて省スペースパソコンという概念もまた登場したといえよう。